されどロックな日々 - ANNEX

「されどロックな日々」、別館 (ANNEX) でございます (^^)

楽器取り付け型シェーカー「BeatJack」(ビートジャック)レヴュー

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楽器取り付け型シェーカー「BeatJack」(ビートジャック)レヴュー


シェーカーといえば、特に音楽をやる人でなくても、誰でもが楽しめるパーカッションとして重宝されている楽器のひとつであろう。
手拍子の延長という感じで、手軽にパーカション的なテイストを味わえるところが二重マルだったりする。

そういえば、その昔。
まだフィルムカメラが全盛だった、2000年代前半ごろの話。
某ストリートフェスに出演者として参加したとき、主催者のボランティアさんたちが、写真用のフィルムケースにビーズを詰めたシンプルなシェーカーを作り、道行く人々に配っていた。
で、受け取った人々は、ストリートのミュージシャンたちによる演奏に合わせてシェーカーを振って一緒に音楽を楽しめるという趣向である。
なかなかにイキなアレンジなのであった。

で、今回。
楽器に取り付けるシェーカー『ビートジャック』(BeatJack)を入手してみた。
メーカーは、その名を 123MUSIC.JP という。

メーカーサイトによれば:
ウクレレジャンベカホンなど、お手持ちの楽器に取り付けて新しいサウンドを生み出す、特許出願中・意匠登録申請済の新しいタイプのシェーカー」
とのこと。

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僕は早速手持ちのウクレレに装着し、色々と試してみた。
楽器に「取り付ける」ということは、何か特にスペシャルな加工が必要なのか?というと……。
まったく、必要ない。
強力な磁石によって、楽器の内側から固定する形となっており、一切の加工や改造は不要なのである。これは実にありがたい。

キットにはカプセルの中に入れるサウンドボール(ビーズ状の玉)が3種類入っており、音や見た目の好みに合わせてチョイスすれば良い。

ウクレレに装着する場合、どこに取り付けるかでちょっと迷うところではあるが、これまた自分がどのようにビートジャックを使いたいのかを考えれば、おのずと答えは得られるというもの。
ビートジャック本体を手で叩くことによって音を出したいのであれば、ウクレレの下側、例えばウクレレの表板の下方、あるいは下方側板に付けるのが順当かと思われる。
僕も色々と試してみたのだが、最終的にはウクレレ本体をシェイクして音を出すのがベストという結論に達したため、ウクレレの上側、ちょうどネックわきに当たる側板に付けることにした。

ウクレレをシェイクする」と言われても、なかなかイメージがわきづらいかもしれないが(笑)、左手でネックを上下に揺らすことによってシェーカーをシェイクしようという試みである。

詳しくは動画を見ていただければと思うが、実際にプレイしてみると、これが実に楽しい。ウクレレの軽快な音にぴったりフィット、しかも何気に、しかししっかりとグルーヴが得られたりする。
実際のライブにおいては、通常、お客さんが手拍子をしてくれるタイミングに合わせてビートジャックを鳴らしてみた。
ちなみに、実戦使用はこれまでに2回、いわゆるオープンマイク企画でデビューさせてみた。

僕がビートジャックを付けたウクレレを持ち出すと、お客さんたちは興味津々となり。
いざ演奏が始まると、「あ~、なるほど、そういうふうに使うのか!」という感じで納得(?)、ビートジャックに合わせて手拍子を入れてくれたりして、非常に好感触なのであった。

視覚的にもがっつり訴求力があるし、もちろん出て来る音は楽しいし、このビートジャック、今後色々な使い方をされて、結構な強者に化ける可能性大と思った次第。

自分だけでシェーカーとウクレレ一人二役をやれるのは楽しいし、まあ歌うことも考えれば一人三役なわけで、強力な助っ人になってくれるのであった。

かように頼もしい相棒になったビートジャックではあるが、ひとつリクエストするとすれば、ぜひ小さめのカプセルをオプションか何かで出してもらえれば非常にありがたいと思う。
現行のカプセルでもとりあえずは十分なのだが、カプセルがやや大ぶりなため、ビーズの『飛距離』が長くなり、曲によっては時として鳴りが冗長に感じられてしまうことが無きにしも非ずということで。
つまり、カプセルの中のビーズが落ち着くまでの時間が長くなる、つまりは鳴っている時間が長くなるということなのであるが。
ドラムのスネアを短く「バシッ」という音でキメるときのように、ビートジャックの音もバシッと短く切ることができれば、演奏により幅が持たせられ、より小気味良いグルーヴが出せるのではないかと思った。
この辺り、オプションのような形でぜひともメーカーさんに期待したいところ。

とまれ。
このビートジャック、かなり楽しい楽器である。
ウクレレ以外にも取り付けられる楽器は多々あり、楽しむ方法はまだまだいくらでもありそうな気配。

見た目はキャッチーだし、ナリは小さくても結構なノリを出せるため、お客さんたちに喜んでもらえるし、結果として手拍子が自然発生的にもらえたりして、ライブの現場が盛り上がってくれたのは本当にありがたいことであった。

新たなるこの相棒とは、今後付き合いが長くなりそうな予感なのである。

【使用例】
ウクレレ
Famous FS-1G

www.youtube.com

 

【メーカーサイト】

www.123music.jp

 

MSPピックアップ・レヴュー

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2016年の11月中旬。
アコースティック楽器用のコンタクト型ピックアップを購入してみた。
その名を「MSP ピックアップ」という。

メーカーは、愛知県犬山市にある「123MUSIC.JP」だ。
MSPとは、“Magnet Sandwitched Pickup”の略であり、ピックアップを内蔵していないタイプのアコースティック楽器でも、特に改造の必要もなく、磁石でピックアップを固定できるという、なかなかにユニークな製品である。

2016年から17年にかけての年末年始には色々なライヴやイベントに参加したのだが、このMSP、非常に良い仕事をしてくれた。ちなみに、購入以来、これまでに9カ所、9回のライヴで使用している(17年1月時点)。
会場の内訳は、キャパ20人程度のアットホームなライブハウスから、80人の中規模ライブハウス、またキャパ200人の小規模ホールまでである。

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色々と特筆すべき点はあるが、以下、いくつかポイントを列挙してみる。

1)音質が良い。
貼り付け型のピックアップには、えてして音がこもりがちになるという宿命がある。
しかるに、MSPにはこれが当てはまらない。ブリッジ下に埋め込むタイプのピックアップや、グースネックの先に付いたコンデンサーマイクでボディ内の音を拾うタイプのピックアップにまったく引けを取らない、クリアでエッジの効いたサウンドが得られる。単音、和音ともに、音の輪郭がしっかり出るのである。

2)楽器を傷つけない
強力なマグネットで楽器に装着する仕様になっているため、楽器に加工がまったく不要である。ヴィンテージ楽器にも何ら躊躇うこともなく装着することができる。

3)サウンドバリュエーションがきわめて豊富である。
取り付ける、つまりは貼り付ける場所によって、色々なサウンドバリュエーションが楽しめる。これは面白い。
基本的にはブリッジ近辺の表板に配置するのがオーソドックスなアプローチだろうが、敢えてネック寄りの表板に付けてみたり、サウンドホールの真下に付けて見たり、はたまたボディサイドに付けてみたりと色々試してみるのも面白い。驚くことに、かなり音質が変化するのである。
また、ピックアップ本体をそのままウクレレやギターに張り付けても良いが、付属のフェルトでできた緩衝材をはさんでみると、音が実にまろやかになる。オシロスコープなどで波形を見たなら、恐らく角がずいぶんと丸くなっているものと思われる。

4)プリアンプを使うと、より効果的
キャパが30人程度ぐらいまでのハコなら、特にプリアンプを使わずとも何とかなった。つまり、あまり神経質にならない限り、PAやアンプでそれなりに自分の好みの音が出せるし、そのコントロールも手軽にできるケースがほとんど。
しかし、50人以上が入るライブハウスやホールの場合には、PAのオペレーターさんも遠いところに座っていたりするし、細かいニュアンスなどが出しにくくなることもあり、そうなるとやはり手元でしっかりと音をコントロールできるような環境が欲しい。
最も手っ取り早いのは、プリアンプを使うことであろう。
僕の場合、ウクレレには L.R. Baggs の GigPro を愛用している。これはベルトクリップで腰の後ろ側にセットすることができるので、色々と動き回ることもあるライヴでは非常にありがたい。
コントロール類としては、27Hz-200Hz の可変トリム、トレブル、ベース、ゲイントリム、位相スイッチなどを、その小さな本体に擁する。
このプリアンプ、実に小さく手軽なのであるが、その機能はなかなか優秀、またMSPとの相性も抜群で、大きめのハコには非常に有用である。
ちなみに、アコギを弾くときには、定番のアイテム Para Acoustic D.I. を使用している。

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5)エフェクターとの相性が良い。
音作り、サウンドコントロールという点からすると、アコースティック専用なら、例えば Zoom の A3 あたりが妥当か。
僕の場合、LINE6 の POD や BOSS の ME-25 をかましてみたのだが、歪み系から空間系、はたまたモジュレーション系、ダイナミクス系からフィルター系に至るまで、しっかりと音が変化し、様々なサウンドヴァリエーションを楽しめた。MSPは各種エフェクターとの相性もなかなか良いという印象。

6)ハウリングに強い。
これまで9回のライブにおいて、ハウリングに悩まされたことは1回もなかった。
ライヴの現場において、これは実にありがたいことである。
今まで、様々なアコースティック系のピックアップを使ってみて、何気に大いに悩まされたのがハウリングであった。事前にボリュームやEQでしっかり調整してあっても、ちょっとしたことで「ブゥ~ン」やら「キィ~ン」やらというあの音が聞こえてくることがままある。
ライヴの現場というのは忙しい。ごった返していると言っても良い。
演奏中、ちょっとモニターなどに近づいただけでいきなりハウったりされると、その調整でなかなかに面倒だったりするし、場合によってはオーディエンスに不快感を与えてしまうことだってある。
最近ではプリアンプやエフェクターハウリングを解消、相殺する機能が付いているものもあるが、そのようなファンクションを使わずしてハウリングが起きず、すんなりとライヴに集中できるイクイップメントはそれだけでかなりありがたかったりするものだ。

7)抜群のコストパフォーマンス
僕はこれまでにフィッシュマンや L.R. Baggs などのアコースティック楽器用ピックアップを色々と試して来た。用途としては、必ずしもウクレレばかりではなく、むしろアコギのほうが多かったのであるが、費用対効果を考えた場合、MSPは圧倒的に強い。文句なくナンバー1である。
次点、ナンバー2に付けるのは L.R. Baggs の M-80 あたりであろうか。
MSPを製造する 123music.jp は、決して巨大なるメーカーではないが、MSP以外にも様々にユニークな製品をマーケットに送り出している。

特に何らかの難がある製品ではないが、一点、あえてリクエストするとすれば、MSP専用に設計されたプリアンプが欲しいところ。僕にとっては、GigPro や Para Acoustic D.I. が優秀な分、特に要らないような気もするが、一方において、専用設計のプリならば、MSPの持つポテンシャルがさらに引き出せ、良い仕事をしてくれるのではないかと考える次第。

とまれ、このMSP、音質や使い勝手の良さ、外部機器との相性、ハウリングの心配無用、抜群のコスパなどの点からして、当面は僕のライヴにおける欠かせない相棒として非常に重要な役割を果たしてくれそうな予感がするのであった。

【使用例、その1】

ウクレレ
Koaloha KCM-02

www.youtube.com

【使用例、その2】
アコースティックギター
Martin D-18S (1973)

www.youtube.com

 

【使用例、その3】

※ホールでのライヴに使用

ウクレレ

Koaloha KCM-02

www.youtube.com

 

【メーカーサイト】

www.123music.jp

 

 

 

エレクトリックでロックなど

2013年1月からはアコギで。

2015年1月からはウクレレでも。

弾き語りをおっ始めたワタシ。

 

爾来、オリジナル曲を書いたりもするしw

アコースティックでロックしたりもするし。

優しくてふわふわしたフォークソングをまったりと弾いたりもするし。

 

要するに、アコースティックをメインにやって行くような形になっているのだけれども、やはりたまに、というか年に4~5回はエレクトリックもやっております。

 

1月21~22日はカフェじみへんの5周年企画でした。

 

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Special thanks to Lenzo-san of El Jugador in Kokubunji :-)

ベビメタの私服姿はキツネ様のご託宣によるシークレット・アイデンティティなのである

※(注)これは僕の想像、空想、妄想、連想、夢想などが全開になっている作文である。したがって、自分にとってすこぶる都合の良い解釈、曲解、仮説、思い込み、ロジックの飛躍、あるいは破綻などに満ちており、正確性や客観性、フェアなものの見方や考え方などはもとより望むべくもなく、微塵も存在しない。

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「ベビメタの私服姿はキツネ様のご託宣によるシークレット・アイデンティティなのである」


今年も残りあと40日少々らしい。

振り返ってみるに、夏から秋にかけては:
7月フジロック
8月白ミサ
9月ドーム
10月LV
11月楽器フェア(神バン麺さんたち登場)
と、僕にとっては実に恵まれた日々なのであった。
去年はチケット運から完全に見放され、実に悲惨な日々を送っていた。
今年の連荘レベルから鑑みるに、とりあえず一昨年並みに恵まれた年であったといえようか。

んでもって。

さくら学院のイベント2日目にゆいもあが来ていたとの報。
しかもそのバックステージ写真がアップされ。

……。

感涙。

やっぱりイイ。

何がって、ゆいもあのいるさ学がである。
ついつい。
つくづく。
ながめることしばし……。

それにしても。
今回公開されたおさしん。

水野さんと菊地さんの私服が良い。
圧倒的に良い。
良すぎて鼻血が出そうになった。

BABYMETAL といえば、今や押しも押されもせぬ。
てか、つまりもはや押そうと思っても誰も押せないほどの実力を持ったモンスターグループに育ち上がっているわけで、そのメンバーであるならば、セレブよろしくド派手でド目立つ恰好をしていてもまったく不思議ではない。
一般論として。

また、ベビメタほどの人気グループになってくれば、オトコ関係が派手になっていても一向に不思議ではない。
一般論として。

んで、そういうのが目に見える形として出て来る傾向のひとつが服装ともいえるわけで、ちょっと見まわしてみれば、人気が出たとたん、妖しげでビッチーなカッコになっちゃったりするお嬢さんたちは枚挙にいとまが無い。

その意味において、ゆいもあはベビメタスピリットを忘れず、しっかりとそれを具現しているといえよう。

昨今、アイドルの形態には色々ある。
中でも数多く見られるのが、セクシーさ、あるいはもっとストレートな“エロさ”を前面に打ち出したスタイルである。

ベビメタやさ学がかようなグループとは一線を画していることは今さら僕が言う必要もあるまい(言ってるかw)。

※まあ、そもそも論として、もはやベビメタはアイドルではないという見方もあるが。

で、だ。
もとい。
水野さん&菊地さんなのである。

あらま〜。
何とも垢抜けないお姿。
僕の実家付近に多く見られる女子たちみたいなイキフン。
およふくも髪型も。

(* ´Д゜*)

がっ。
しかし。

そう。

それで良いのだ。
ていうか、そうあるべきなのだ。

スーパースターになりつつあるといっても、あくまでもベビメタはベビメタであり、他のアイドルさんたち、あるいはアーティストさんたちとは別の存在であり続けてもらいたいわけで。

もしも二人がビッチーな私服に身を包んでいたりしたら……。
いや。
それはなかろう。
考える必要もあるまい。

ちなみに。
同様なことはすうさんにも言える。

今回の写真を持ち出すまでもなく、中元さんもオフステージにおいてはがっつりベビメタスピリットを具現していると思う。
私服姿がネタになることは多いし、伝説のようになることすらあり、それは例えば(以下ry)w

オンステージではスーパースター、スーパーエンタテイナーとしてド派手に。
オフステージではダサく、ぢゃなくて、しっぽり抑えてw


つらつら思うに。
もしかしたら。
3人の私服姿は、個人の好みというよりも。
ツネ様のご託宣による世をしのぶ仮の姿。
シークレット・アイデンティティなのかと思ったりするわけだが。
それまた otfgk ということで良いのであろう。

ん。
良いのである。

BABYMETAL は BABYMETAL であり続けるのである。

ベビメタメイトであることに対して、ロリコンだのドルヲタだのとウダウダ言って来る連中を一発で黙らせる方法w

今日は7月4日。
ってことは、もちろんあの日なわけで。
場末の末端ブログながら、ここは一言。

BABYMETAL は MOAMETAL こと菊地最愛さん、お誕生日、おめでとうございます。
今後ますますのご活躍とご発展とを心より祈念しております。

かしこ。
旅瀬 健 拝

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本日のお題:「ベビメタメイトであることに対して、ロリだのドルヲタだのとウダウダ言って来る連中を一発で黙らせる方法w」

※(注)これは僕の想像、空想、妄想、連想、夢想などが全開になっている作文である。したがって、自分にとってすこぶる都合の良い解釈、曲解、仮説、思い込み、ロジックの飛躍、あるいは破綻などに満ちており、正確性や客観性、フェアなものの見方や考え方などはもとより望むべくもなく、微塵も存在しない。

いよいよ夏本番。
フェスや白ミサ、ドームなど、日本におけるベビメタカレンダーが、いよいよ忙しくなって来る季節。
僕の場合、今のところフジロックと東京ドームだけが確定となっているが、何はともあれわくわくなのであるw

さて。
ベビメタメイトをやってると、たまに出くわすことがある。

え゙〜っ、アイドルが好きなのお?
→思いっきり好奇の目(うっせ〜よ)。

もしかしてロリコン
→疑いと軽蔑のブレンド(芯でくれ)。

イイ年ぶっ転がしてさ〜、ヤバくね?w
→おちょくり二百パーセント(アタマワル杉)。

そうそう。
つまりはその手の一般の方々である。
色メガネをかけているのが特徴だったりする。
メイトさんなら、多かれ少なかれ、かような御方に遭遇したことがあるのではないか。
情弱丸出しwベビメタを単なるアイドルと認識し、ベビメタ好きイコールロリ&ドルヲタとか考えてる御仁である。

正直、結構ウザかったりするわけだが、そのような、げにやかましき有象無象を一発で黙らせる、画期的な方法w について作文してみる。

僕が本格的にベビメタに入れ込み始めたのは、2年前、2014年の3月初旬のことだった。
ストーンズの来日。
そして、確定申告。
年度末の月ということもあり、その他諸々でもとっ散らかっているときであった。
ベビメタの武道館公演があり、ツイッターのタイムラインがベビメタ関連のツイートで大賑わいとなっており、そこからメギツネやギミチョコの動画にたどり着き。
あとは、もう言う必要もないだろうw
ほとんどのメイトさんと同じ道を辿ったわけで。

もともとハードロックやヘヴィメタルが好きだった僕にとって、ティーンネイジャーの女子3人がほぼ完ぺきにシンクロしたダンスを踊り、パワフルなヴォーカルを聞かせるというグループは圧倒的に新鮮だった。

あの頃はとにかく情報に飢えていたので、PCやスマホを駆使し、映像、画像、文章など、ありとあらゆる情報をチェックしまくっていた。

とはいえ。
まだまだ、ファーストアルバムが出て間もない頃であり。
海外での連続的な大成功を収める前の段階であり。
世間一般的にはまだまだ知られていないような状況というか、言うなればマニアが好むアイドルグループ……的な見方をされていたというか、そんな感じのポジショニングであったような気がする。

それゆえ、一般のメディアにおいてはまだまだ扱いが無きに等しく、主として音楽サイトやアイドルサイトなどで、僕は情報収集にいそしんでいた。

で。
そんなことを続けていれば、当然、先述のようなナイスな言葉を僕に向かって言い放つ連中が出現するのも、ごくごく自然の流れであった。

まあ、正直なところ、硬派のHR/HM好きを自称していた僕にとっては、女の子オンナのコした衣装を着た女子たちが歌い踊るグループに熱を上げることにまったく抵抗がなかったかといえば、そうでもない(正直)。
ちょっとした葛藤のようなものは心中あったような気がするし、人には気づかれたくないというような気持ちも、少なくともファンになりたての頃にはあったような気がする。

だが、ベビメタの3人は、僕が密かに抱いていた、葛藤というかコンフリクトというか、とにかくそのようなモヤモヤをあっけなく吹き飛ばしてしまった。
つまり、ベビメタの魅力は、僕の内面において、圧倒的な制圧力を持っていたということであり。
隠すのメンドクセ〜し、開けっ広げの丸出しでいいんじゃね?
という状態に変わって行ったわけで。
単なる一(いち)ファンから濃厚なるメイトへの変貌……みたいなw

その流れの中、アポカリプスの会員になったり、O-EAST で続けざまにライヴ観戦して行くことによって、ますます重症的真性ヲタになって行った僕だが、ロリだのビョーキだのと言ってよこす連中は基本的にベビメタのことを知らなすぎる。
何にも知らずに、ただ形だけを見て、ごく普通のありふれたアイドルと同列に扱っている。
音楽的な凄さやパフォーマーとしてのずば抜けた才能を知らなすぎる。
要するにこいつらは皆ベビメタについて無知であるからこそ、つまらないことをオレに言ってよこしている。
と認識するに至った。

で、あるならば。
ロリだのヲタだの何だのと言ってよこす方々を相手にしないとか、放っておくとか、無視するとかいうのはもったいない。

喜んでお相手して差し上げましょう。
教えてあげましょう。
講釈してあげましょう。
微に入り細を穿って語ってあげましょう。
喜んで(はあと)。

というわけで。
周囲の方々に何か言われるたび、僕はもれなく、例外なく。
・ベビメタの活躍ぶり。
・人気。
パフォーマーとしての凄さ。
・ステージの素晴らしさ。
・問答無用の強烈な魅力。
・神バンドの迫力。
その他諸々について、熱心に語るようにした。
まさに口角泡を飛ばす勢いで。

一般的に言って。
ロリだのドルヲタだのと言う連中が、相手に期待していることがある。
すなわち、言ってやった相手が:

・恥ずかしがったり。
・慌てふためいたり。
・隠したがったり。
・オロオロしたり。
・しどろもどろになったり。
・キレまくったり、怒り狂ったり。
・必死の形相で反論したり。

こういう状況になると、連中は
・喜び。
・面白がり
・勝ち誇り。
・勢い横柄な態度を取るようになる。
・周囲に誰か他の人がいたりしようものなら、ますますヒートアップしたり(弊社調査による)。

しかし。
その当てが外れると。
つまり、言った相手が、

・カエルのツラにしょんべん。
・暖簾に腕押し。
・糠に釘。
・豆腐に鎹(かすがい)。

みたいな状態であると、奴らは、

・一気に退屈する。
・つまらないという気分になる。
・しおれる。
・萎える。
・意気消沈する。
・たそがれる。
そして、黙り込んでしまうのだ。

当時の僕は、単純に彼らのベビメタに関する無知を補正し、あわよくばファンダムに引き込もうという魂胆を持っていた。
それゆえの説得、説諭であった。
しかし、結果的にそれが彼らの“期待”を大いに裏切ることとなり、一方ではこちらに思わぬ副産物をもたらすことになったわけでw

そういえば。
ときおり僕はバンドやら弾き語りやらをやっているのだけれども。
自分のステージ上から、客席に向かってベビメタの魅力を滔々と語ったこともある。
誰にも訊かれてないのに。
何も訊かれてないのに。
スマホでPVを見せたこともあったし(ねちっこいw)。

2年前に比べた場合、ベビメタの一般的な認知度が格段に上がっていることは、改めて指摘するまでもない。
海外での大人気が逆輸入されて日本市場が刺激されている状態もそろそろ過ぎつつある、つまり日本国内だけでもベビメタに対する認識や評価が徐々に、しかし確実に上がって来ているような気がするし、何よりもベビメタに関する情報が一般的なメディアからもふんだんに獲得することが出来るようになっている状況は、誠に喜ばしいことなのである。
その点からすると、ベビメタ好きイコールロリと捉えるような情弱な向きは断然少なくなっているのやもしれぬが、まだまだ未開な人も少なくないような気もする。

とまれ。
僕の個人的経験からするとだ。
ベビメタ好きをして、ロリ、ヲタ云々と言い放ちおちょくる(死語?w)ようなこざかしい御仁が目の前に御登場の暁には。
宣教師にでもなった心持ちで、笑顔を絶やさずw、しかしひたすら熱心にベビメタの魅力や活躍ぶりを語って差し上げると、あら不思議、相手はあっという間に静かになってしまうのであった。
こちらとしては、何というか、煙幕でも張ったかのような気分になる。

もしかしたら、『学び』や『気づき』が発生して、メイトの仲間入りをしてくれるかもという淡い期待も大切にしておきたいw

フジロックお役立ち情報 2022 ~ 特に40代以上のための(含・トイレ対策)2022/7/15更新

Fuji Rock フジロック 2022



フジロックお役立ち情報2022~特に40代以上のための(含・トイレ対策)」

2022年、フジロックは25周年を迎える。

実におめでたいことである。

そして、the show must go on なのである。

令和4年、未だコロナウィルスに悩まされながらの開催となるが、何とか無事に終わって欲しい。

都市型の夏フェス、例えばサマソニなどに比べると、フジロックフェスティバル(FRF)には空調の効いたエリアはほとんど無きに等しく、「過酷」であると表してもまったく過言ではない。
ここはひとつ、僕的な視点から、主としておっさんとお姉さん、というか40歳以上、中高年の男女の皆さまのために、FRFのお役立ち情報を書いておこうと思うのである。

 

【目次】

1)体調管理~暑さ対策

2)服装、靴

3)風雨対策

4)イス、日焼け止め、虫よけ

5)フェスめしは美味い!

6)トイレ事情と対策~『秘策』w

7)苗場食堂ステージ

8)クルマで行く場合、また駐車場事情、その傾向と対策

 

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1)体調管理

日中の暑さ対策は何よりも必須事項。
ガチ過酷です。
常に汗が流れ続けている状態に陥り易いので、スポーツ飲料での水分補給は超必須。
ちなみに会場内のあちこちで、ポカリ、売ってます。

特に14~16時の日差しは超強烈。
日本人にはあまり縁のない皮膚ガンではありますが、あの日差しに照りつけられていると、何だか皮膚が何物かに浸食されているような気分になります。
この時間帯、特に見たいアーティストがいない場合には、木陰で小休止することをおすすめします。
夜のグリーンにおけるヘッドライナーに向けての充電みたいなw

ホワイトからアバロン、フィールド・オブ・ヘブン方向に向かう小道に木陰多数、昼寝、気持ちイイです。
個人的にはここが気に入ってます。
もちろん他にも、例えばレッドマーキーの近くにも程良い木陰があります。
ちなみに、グリーンの後方にも木陰多数ですが、斜面になっているのがタマに傷、みたいな。
椅子が立てづらいので、レジャーシートで寝っ転がるのがよろしいかと。
遠目にはなりますが一応ステージがながめられるし、音ももちろん聞けます。

暑さ対策の一方、雨が降った時や夕方以降の寒さ対策も必要。
雨用のウェアが、結構そのまま寒さ対策兼用になったりもします。
雨が降った後の夜は気温が急降下するので要注意です。
湿気のせいもありますが、気温のせいで吐息が白くなる苗場の夜です。


2)服装、靴のこと

Gパンはキツいと思います。
やめた方が better です。
ジャージが動きやすくて good です。
今日び、オサレなジャージもありますので、大丈夫かと存じます。

靴は長靴が best です。
「雨靴」ではなくて、「長靴」です。
ときとしてダサくてカッコ悪い、あれです。
なぜなら、雨が降ろうものなら、地面が田んぼと化すからです。
特にグリーンはすごくて、5センチどころか下手をすると10センチぐらいは靴が泥の中に埋まり込むこともありました。サンダルなんかだと、引っこ抜けなくなりますね。

ちなみに僕の場合、長靴を基本としつつ、バックパックにサンダルを入れておき、晴れている間はサンダル移動してます。土ホコリがすごいので足が汚れますけどw

FRF期間中、東京駅の上越新幹線ホームに行くと、例えば日本野鳥の会の「B」マークが入った長靴を履いたロック軍団みたいな人たちがたくさんいます。
んで、周囲の人たちの目には奇異に映るらしく、
「ロックな出で立ちしといて長靴なんか履いて、バカなの死ぬの?」
みたいな視線を送ったりしてますが、気にせず堂々と長靴をアピールしましょうw

いや、FRFの会場エリアに行けば、長靴のありがたさが良~っくわかります、ホントに。

帽子はいわずもがなの必須アイテム。
40代以上の方々の頭皮はデリケート、よってゴアテックスとか、つまりは防水仕様のものがお薦めでございます。

また、当該年代の皆様の目も、これまたデリケートかと思われ、UV仕様のサングラスでしっかり保護してあげるのが得策でしょう。

昼間、強い日差しを浴びた後、宿に戻って目薬を差すと妙にすっきりして疲れが取れたような気分がすることあり、やっぱり目も日差しで疲れてたんだろな~とか実感することしきり。


3)風雨対策

山の中なので、天候は不安定なことが少なくなく、いきなり豪雨、暴風雨になったり、いきなりピーカンの大快晴になったりします。

雨対策としては、下はレインパンツ、上はポンチョを用意しておくのが最適かと。
雨が降り始めたら、速攻で着用です。
共にネット通販や街中のアウトドアショップなどでかなり安く買えます。
しかもカラフルで可愛いのがw
時々、会場エリア内で同じレインファッションの人に出くわしたりしますw
ア○ゾンさんや楽○あたりで買ったものだと、こういうケース、ままあります。
さりげなくお互いに気付いていないフリをして、通り過ぎるのが一般的な対応のようです。まさにオトナ、紳士淑女の対応って感じですがw、このあたりは若者も適度に(?)わきまえているような気がします。英語で言うところの『benign neglect』ってやつですかね。

ちなみに、雨傘は使用禁止です、オフィシャルな形で禁止されてます。
てか、あの雨では、持ち込んだとしても、そもそも役には立たないケースがほとんどかと思います……。

※ところで、余談ではありますが、音楽的、ライヴ的、フェス的観点からすると、雨は案外「味方」だったりします。
なぜかステージが盛り上がることが多いからです。
かつて、奥田民生のステージでは、豪雨になればなるほど観客が勢いハイになって行って、それはそれは、もう楽しく素晴らしいステージに……w


4)持ち物系 ~ 椅子、日焼け止め、虫よけ等

携行可能な椅子。

つまりはキャンプ用のチェア。
必須です。
ネット通販や街中のアウトドアショップで、カップホルダーとかが付いた、結構程度の良い、つまりは座り心地の良い、折り畳み式パイプチェアが1万円未満、余裕で買えます。ていうか、5千円未満でも結構良いクオリティ、案外しっかりした作りのものが出てます。
できればそのタイプ一つと、安くて小さなもの一つがあれば万全です。
グリーンなんかだと大きい椅子でも良いのだけれども、小さなステージ前では小さな椅子の方がベターだったりするので。

※グリーンにベースキャンプよろしく大きなチェアや貴重品以外の荷物を置いておき、夜のヘッドライナーに向けての場所を確保。
一方、そこから小さなチェアを持ち歩いて、ほうぼうのステージを見て回るというアプローチがあります。
結構やってる人たち多いし、正直な話、僕たちもやったことあるんだけど、実はこれ、FRFではれっきとした禁止事項であります。
やめましょね~(多分に自戒の意を込めて)。

時折り午後のグリーンにパトロールしてるスタッフさん出現、「荷物置いての場所取りは駄目ですよ!」の厳しいお言葉、場所取りの番をしていた友人から緊急のLINEが入り、椅子や荷物を置きっぱなしにしていた僕たちは急いでグリーンに戻って何とか事なきを得ました。

スタッフさんたちによる『地回り』は何気に珍しいことでしたが、あのときはヘッドライナー@グリーンに超の付く大物が控えていたため、午後から夕方にかけては場所取り合戦に参戦する方々多数という状況ではありました。

つまり、通常とは少し状況が異なっていた部分はあったのですが、まあ、何はともあれ、場所取りはもうしません(きっぱりw)。

 

日焼け止めはお約束のマストアイテム。

蚊とか、僕個人はあまり遭遇したことないのだけれども(B型の血は不味い?w)、念のため虫よけもあったほうが良さそう。草むら、木陰にはいる可能性も否めないってことで。


5)フェスめしは美味い!

『食』に関しては、もちろん個人的な好みもあるでしょうが、概して心配まったく無用です。タンパク質もビタミンも炭水化物も、何でも摂れます。

ちょっと高めの価格設定ではありますが、ガチでかな~り美味しいです。
どの店で食べても、一定のクオリティは維持してます。
舌の肥えた40代以上の方々にも十分、十二分に応えてくれます。
毎年出店希望が多いとのこと、シヴィアにセレクションしているがゆえかと思われます。


6)トイレ事情と対策~とっておきの『秘策』w

食と共に超重要事項ですね。

トイレは会場内にたくさんあります。
でもすごく混みます。
いつも並んでます。

列がかなり長くなること、日常茶飯です。
トイレに行きたくなってから行くという行動スタイルだと、我慢する時間が長くなり、40代以上の方々におかれましては、ボーコータンクによろしくないと思います。

対策はシンプル。

「トイレに行きたい!」となるのを未然に防ぐことです。

たとえ行きたくなくても、ステージ間移動のときなど、トイレを見かけたらとりあえず行って、タンク内の水分を抜いておくみたいな行動スタイルが、少なくともFRFにおいてはよろしいかと存じます。頻度としては、およそ2時間に1回程度でしょうか。

つまり「ヤバい、トイレに行きたいっ!」という状況をあらかじめ回避してしまうという戦術でございます。

ちなみに、いわゆる『立ちション』という荒業に対しては、メガホンなどで武装したスタッフさんに「トイレでしてください!」と背後から思いっきり怒鳴られ、周囲の注目を背中一身に集めることとなり、なかなかこっぱずかしい状況になります(マジです)。

なお。
一応、トイレは水洗にはなってますが。
あの簡易トイレで「う」をするのはキツいです。
やめたほうがいいです。
トイレ内はとてつもなく暑いし、あとは、その、何というか、お鼻への刺激が……(ry
朝のうちに、落ち着ける場所でゆったりと済ませておくのがよろしいかと存じます。


7)苗場食堂ステージ

苗場食堂という食べ物屋さんがあります。

ここのメニューは絶品揃いです。

よって、いつ行っても長い列ができてます。
で。

メシと共に素晴らしいものが。

毎晩、その裏がステージになります。
実に小さなステージではありますが、威勢の良い新人バンドが出たり、時には超ベテランが登場したり、何気に穴場なステージです。盛り上がること、すごく多いです。

小さいながらも超々々お薦めのステージです。


8)クルマで行く場合~駐車場事情、及びその傾向と対策

かつては新幹線で行ったこともありましたが、現地での移動を考えると、クルマに軍配が上がります。

ライブを見終わった深夜、苗場のターミナルでシャトルバスを待つのは、オトナの身体にはなかなかにきつかったりします。僕の場合、2日目土曜の深夜に2時間半ほどバスを待った経験もあります。立ったままほとんど寝てましたw

で、クルマです。

東京からクルマで行く場合……。

関越自動車道を、練馬ICから湯沢ICまで。
僕の場合、いつも以下のような行程を取っています。
金曜の朝、友人をピックアップした後、東京を出発。
練馬ICから関越道に乗り、ひたすら走って湯沢ICまで。
で、ここがポイントなのですが、金曜の朝~午前中の関越は、毎年ガラっガラです。

なかなかに難儀なのが駐車場ですが……。

これも金曜の午前中~午後の早い時間帯なら、会場まで軽く歩いて行ける距離に確保することが可能です。

現地には空き地のようなところが少なくなく、FRFになると一気に駐車場に変身するようです。

とりあえずクルマで現地入りしたら、会場ゲートにつながる通り(行けば分かります)を流してみてください。空きがあれば、テントの外に立った係員さんが適宜誘導してくれたりします。

見つからなければ、例えばツイッターをくまなくチェックしてみてください。リアルタイムで色々と情報が拾えます。たとえ係員が通りに出ていない場合でも、電話番号が載っていたりすることもあるので、まずは電話してみて、それから指定された場所に行くと、精算の後、実際に停めるところに原チャリで案内してくれたりします。

僕たちの場合には、金曜の朝に現地入りしたら、金曜から日曜までの3日間分の駐車場をまずは確保してしまいます。

土曜とか日曜でも駐車場はありますが、数が限定的であり、かつ1日分だったりすると料金が高め設定になっていたりします。

ひとつ注意すべきは、先述のとおり、単なる空き地が駐車場に変身したりというケースも多いので、たとえスタッフさんに3日間ここに停めてくださいと指示されたりしても、次の日の朝行ってみたら他の車が僕らのスペースに停まっていたなんてことがありました。

つまり、単なる空き地なので、スペースを区切る白線などはなく、中には自分にあてがわれたスペースをはみ出してテキトーに停める車もあったりするわけです。

そうするとどうなるか。

その横の車も、そのまた横の車も、そのまたまた横の車もテキトーになって行って、うちらの車のスペースが侵食されてしまうという現象に出くわします。

僕らの場合には、段ボール箱にマジックで「xx日(金)~xx日(日)まで利用」みたいな文言と共に車のナンバーを書いておき、夜、駐車場からホテルに戻るときに自車駐車スペースにその段ボール箱を置いておきます。他車の侵入(違法駐車)を避けるためですが、しっかり効果はあります。

駐車場の話が長くなりましたww

んでもって。

毎度、日曜の深夜まで苗場に滞在。
日曜の夜中になっても、あちこちでブリ盛り上がってます。
FRFを貪欲に徹底的にしゃぶり尽くした後、早朝の関越を練馬ICまで。
これまたガラガラであります。


というわけで。
何らかのお役に立てれば幸いでございます。

Seeee Youuu in Naeba !

ベビメタ光臨記念〜おっさんのためのフジロックお役立ち情報

「ベビメタ光臨記念〜おっさんのためのフジロックお役立ち情報」

祝、フジロック20周年。
祝、ベビメタ出演!

おとといのエントリーに書いた通り、ベビメタのフジロック出演には若干の懸案事項がありそうなイキフンなのだが、それはそれ、とりあえずめでたいことであることは間違いない。

都市型の夏フェス、例えばサマソニなどに比べると、フジロックフェスティバル(FRF)には空調の効いたエリアはほとんど無きに等しく、「過酷」であると表してもまったく過言ではない。

このところ、FRFには毎年3日間通しで参加している僕ではあるが、未だにあの暑さには閉口している次第。

とまれ、ここはひとつ僕的な視点から、主としておっさん、というか40歳以上の男女の皆さまのために、FRFお役立ち情報のようなものをシェアしてみたい。
特に体調管理とかトイレのこととか……。

※本ブログはオッサンの味方ですw

1)体調管理

日中の暑さ対策は何よりも必須事項。
ガチ過酷です。
常に汗が流れ続けている状態に陥り易いので、スポーツ飲料での水分補給は超必須。
ちなみに会場内のあちこちで、ポカリ、売ってます。

特に14〜16時の日差し、40代以上の方々にとっては超強烈すぎるほどでありましょう。
日本人にはあまり縁のない皮膚ガンではありますが、あの日差しに照りつけられていると、何だか皮膚が何物かに浸食されているような気分になります。
この時間帯、特に見たいアーティストがいない場合には、木陰で小休止することをおすすめします。
夜のグリーンにおけるヘッドライナーに向けての充電、体力温存みたいなw

ホワイトからアバロン、フィールド・オブ・ヘブン方向に向かう小道に木陰多数、昼寝、気持ちイイです。
個人的にはここが気に入ってます。
もちろん他にも、例えばレッドマーキーの近くにも程良い木陰があります。
ちなみに、グリーンの後方にも木陰多数ですが、斜面になっているのがタマに傷、みたいな。
椅子が立てづらいので、レジャーシートで寝っ転がるのがよろしいかと。
遠目にはなりますが一応ステージがながめられるし、音ももちろん聞けます。

暑さ対策の一方、雨が降った時や夕方以降の寒さ対策も必要。
雨用のウェアが、結構そのまま寒さ対策兼用になったりもします。
雨が降った後の夜は気温が急降下するので要注意です。
昼間の活動で体力をかなり消耗しているので、風邪などには気を付けるべきかと思います。
湿気のせいもありますが、気温のせいで吐息が白くなる苗場の夜です。


2)服装、靴のこと

Gパンはキツいと思います。
やめた方が better です。
ジャージが動きやすくて good です。
おっさんジャージも渋くてイキかとは思いますが、今日び、オサレなジャージもありますので、より取り見取りかと。

靴は長靴が best です。
「雨靴」ではなくて、「長靴」です。
ときととしてダサくてカッコ悪い、あれです。
なぜなら、雨が降ろうものなら、地面が田んぼと化すからです。
特にグリーンはすごくて、5センチどころか下手をすると10センチぐらいは靴が泥の中に埋まり込むこともありました。サンダルなんかだと、引っこ抜けなくなりますね。

ちなみに僕の場合、長靴を基本としつつ、バックパックにサンダルを入れておき、晴れている間はサンダル移動してます。土ホコリがすごいので足が汚れますけどw

FRF期間中、東京駅の上越新幹線ホームに行くと、例えば日本野鳥の会の「B」マークが入った長靴を履いたロック軍団みたいな人たちがたくさんいます。
んで、周囲の人たちの目には、彼らが奇異に映るらしく、
「ロックな出で立ちしといて長靴なんか履いて、バカなの? 死ぬの?」
みたいな視線を送ったりしてますが、気にせず堂々と長靴をアピールしましょ〜w
昨今、女子用の長靴には可愛くデザインされたものもかなりあるようで。

いや、それにしても、FRFの会場エリアに行けば、長靴のありがたさが良〜っくわかります、ホントに。

帽子はいわずもがなの必須アイテム。
40代以上の方々の頭皮はデリケート、よってゴアテックスとか、防水仕様のものがお薦めでございます。

また、当該年代の皆様の目も、これまたデリケートかと思われ、サングラスでしっかり保護してあげるのが得策でしょう。


3)風雨対策

山の中なので、天候は不安定なことが少なくなく、いきなり豪雨、暴風雨になったり、いきなりピーカンの大快晴になったりします。
天気予報は、良かれ悪しかれ大いにディスカウントして見ておいたほうが良いような。

雨対策としては、下はレインパンツ、上はポンチョを用意しておくのが最適かと。
雨が降り始めたら、速攻で着用です。
雨の侵入は極力避ける。
というのも、肌が直接触れている衣類、例えばTシャツとかが濡れてしまうと、勢い体温が奪われて行くので、体力を消耗してしまうからです。

レインパンツ、ポンチョ共にネット通販や街中のアウトドアショップなどでかなり安く買えます。
しかもカラフルで可愛いのがw
時々、会場エリア内で同じレインファッションの人に出くわしたりしますw
ア○ゾンさんや楽○さんあたりで買ったものだと、こういうケース、ままあります。
さりげなくお互いに気付いていないフリをして、通り過ぎるのが一般的な対応のようですw

ちなみに、雨傘は使用禁止ですね。
てか、あの雨では、持ち込んだとしても、そもそも役には立たないケースがほとんどかと……。

※ところで、音楽的、ライヴ的、フェス的観点からすると、雨は案外「味方」だったりします。
なぜかステージが盛り上がることが多いからです。
3年前だったか、奥田民生のときは、豪雨になればなるほど観客が勢いハイになって行って、それはそれは、もう……w


4)持ち物系 〜 椅子、日焼け止め、虫よけ等

携行可能な椅子。
必須です。
ネット通販や街中のアウトドアショップで、カップホルダーとかが付いた、結構程度の良い、つまりは座り心地の良い、折り畳み式パイプ椅子が1万円未満で買えます。
できればそのタイプ一つと、安くて小さなもの一つがあれば万全です。
グリーンなんかだと大きい椅子でも良いのだけれども、小さなステージ前では小さな椅子の方がベターだったりするので。

※グリーンにベースキャンプよろしく大きな椅子や貴重品以外の荷物を置いておき、夜のヘッドライナーに向けての場所を確保。
一方、そこから小さな椅子を持ち歩いて、ほうぼうのステージを見て回るというアプローチがあります。
結構やってる人たち多いし、正直な話、僕たちもやったことあるんだけど、実はこれ、FRFではれっきとした禁止事項であります。
やめましょね〜(多分に自戒の意を込めて)。

日焼け止めはお約束のマストアイテム。
特に肌が弱い人でなくても、あの直射日光を浴びると、肌が真っ赤になりヤケド状態のようになってしまうこともあり、要注意ですね。

蚊とか、僕個人はあまり遭遇したことないのだけれども(B型の血は不味い?w)、念のため虫よけもあったほうが良さそう。草むら、木陰にはいる可能性も否めないってことで。


5)まともな風呂と寝床

2つとも、40代以上のオトナの皆様には結構キモとなる部分かと思います。

寝るときは身体を清潔に保つため、また疲れを取るためにも、シャワー、風呂はしっかりとした設備を確保したいもの。
簡易シャワーも悪くないんですが、何となく不潔感が残るし、またそれに伴って疲労も残るような感じがします。

そしてもちろん、快適な寝床を確保することはオトナに必須中の必須ですね。
もはや死活問題といっても大げさではないでしょう。

FRFの期間中は皆さん深夜に宿に戻り、翌日は結構朝早くから出ることになると思うので、短時間でもしっかりがっつり貪欲に眠れる環境が絶対的に必要かと。
前日の疲れが残っていたり、寝不足だったりすると、肝心なFRF自体も楽しめなくなってしまいます……。
万が一、そういう状態になってしまったら、前述のとおり、木陰で昼寝をして体力の回復を図るのが良いと思います。


6)フェスめし@FRF

ちょっと高めの価格設定ではありますが、ガチでかな〜り美味しいです。
どの店で食べても、一定のクオリティは維持してます。
舌の肥えた40代以上の方々にも十分、十二分に応えてくれます。
毎年出店希望が多いとのこと、シヴィアにセレクションしているがゆえかと思われます。


7)トイレ

会場内にたくさんあります。
でもすごく混みます。
いつも並んでます。
トイレに行きたくなってから行くという行動スタイルだと、我慢する時間が長くなり、40代以上の方々におかれましては、ボーコータンクによろしくないと思います。
なので、たとえ行きたくなくても、ステージ間移動のときなど、トイレを見かけたらとりあえず行っておくみたいな行動スタイルが、少なくともFRFにおいてはよろしいかと存じます。

なお。
一応水洗にはなってますが。
あの簡易トイレで「う」をするのはキツいです。
やめたほうがいいです。
トイレ内はとてつもなく暑いし、あとは、その、何というか、お鼻への刺激が……(ry
朝のうちに、落ち着ける場所でゆったりと済ませておくのがよろしいかと存じます。


8)苗場食堂ステージ

苗場食堂という食べ物屋さんがあります。
で、毎晩、その裏がステージになります。
実に小さなステージではありますが、威勢の良い新人バンドが出たり、時には超ベテランが登場したり、何気に穴場なステージです。盛り上がること、すごく多いです。


9)クルマで行く場合

東京からクルマで行く場合……。

関越自動車道を、練馬ICから湯沢ICまで。
僕の場合、いつも以下のような行程を取っています。
金曜の朝、友人をピックアップした後、東京を出発。
練馬ICから関越道に乗り、ひたすら走って湯沢ICまで。
で、ここがポイントなのですが、金曜の朝〜午前中の関越は、毎年ガラっガラです。

んで、日曜の深夜まで苗場に滞在。
日曜の夜中になっても、あちこちでブリ盛り上がってます。
FRFを貪欲に徹底的にしゃぶり尽くした後、早朝の関越を練馬ICまで。
これまたガラガラであります。

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というわけで。

Seeee Youuu in Naeba !