コレサワおもしれえ
先週末のこと、カラオケ屋で歌ってるとき、曲の間のコーナーで『コレサワ』というアーティストを紹介してた。
被り物とかしててヘンな女。
パッと見の印象はそんな程度。
だけど音を聴いてみたらちょっとおもしれえとか思って、帰宅途上 YouTube で漁ってみたら、いや~、すんごく面白い。
一般的に言って、20代の婦女子は綺麗キレイしたラブソングを好む傾向にあって(演る方も聴く方も)、まあ、それはごく普通の傾向であるし別に良いのだけれども、一方において、僕のようなオッサンにとってはほとんど面白くもないシロモノであり、圧倒的に守備範囲外の存在。
お互い様かw
しかるに。
コレサワという女子の描く世界は実に独特で視点がユニークなのである。
他のアーにはない感性で世界を捉えている感じ。
明らかに若者向けの曲だけどw、フックが効いているのでオッサンの琴線にもしっかり引っかかる。
例えば『SSW』(シンガーソングライター)という曲の1番のサビの歌詞である。
この部分だけを聴くと単なる皮肉というかイヤガラセwにしか聞こえないようなところもあるのだけれども、曲全体からこの部分を眺めてみると、実に奥が深いことがわかる。
あまりにも秀逸すぎて、もう何回聞いたことかw
世に蔓延する「普通な」ラブソングの歌詞には全面的に食傷気味なんだけど、このぐらい振り切れた歌詞にはとてつもない心地良さを感じるわけで。
カノンなコードプログレッションに乗ったサビのメロディラインも何とも小気味良い。
また、MVのヘタウマちっくなアニメもコレサワの描く世界の魅力を倍増させて引っ張り出すような仕上がりになっていて、シナジー10倍、20倍。
この人については、他にも面白い作品が目白押しのようで、迫りくる今年の秋の夜長はコレサワを色々聴いてみようと思うのである。
あ、あともちろん歌も上手いし。