されどロックな日々 - ANNEX

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ジェフ・ベック・ストーリー Jeff Beck Story - Still on the run (DVD/BR)

Jeff Beck Story - Still on the run】

2018年3月5日月曜。
天候は強風雨w 場所は新宿シネマート。

スティル・オン・ザ・ラン ~ ジェフ・ベック・ストーリー。

DVD/BR発売記念上映会

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ジェフ・ベックストーリーというタイトルの作品だが、詰まるところ壮大なるロックヒストリー仕立てになっていて、登場人物がとにかく豪華。

エリック・クラプトンジミー・ペイジ、ロッド・スチュアート、ロニー・ウッドジョー・ペリーヤン・ハマータル・ウィルケンフェルド、スラッシュ、その他とにかく沢山たくさん。

ジェフベック本人が影響を受けたミュージシャンの下りでは、かなり意外なお答えが聞けたりして興味津々であった。
また、『ブルーウィンド』や、スティービーワンダーの『迷信』が出来上がって行くプロセスの話は、僕のようなアマチュアにとって実に示唆に富む内容。
また、バンドのカナメはドラムであると断言、僕としてはベースも超重要だと思うのだけれども、何せ相手がジェフベック先生なので僕としては首肯する以外になかったようなw
要はバンドのボトムを支えるパートが重要ってことですかね。
色々お勉強になりました。

日本は軽井沢での演奏シーンがしっかり出て来る。
BBAのライヴ映像が出て来るけれども、あの音源は73年大阪の演奏かな~と。

優れたヴォーカリストを探すことをきっぱりとやめて、ギターに集中したら"Blow by Blow" になったってことで、やはりあの作品が色々な意味で大きな転換点、分岐点になっていたようだ。インスト作品があそこまでセールス的に成功したという点からは、ギョーカイに与えた影響力も大いにあったようで。

登場する皆さんがミュージシャン・ジェフ・ベック、人間・ジェフ・ベックを語るのだけれども、最初は褒めちぎりまくりながら、後半からはなかなか「人間臭い」話も登場したりして、ドキュメンタリーとしてしっかり成立しているところに好感が持てた。
やっぱりヨイショばっかりの美談仕立てじゃつまんないしw

一番笑えたのはウッドストックの例の有名な逸話に絡み、ジェフ・ベック・グループの某元メンバー氏が「あり得ね~よ!」というような表情をしたところ。
とはいえ、いかにもジェフ・ベックらしいエピソードで大変に素晴らしいのであったw

天才はヒラメキで動くので、周囲には気まぐれ、ときとしてワガママにも見えてしまうのであろう。

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個人的ながら何気なく思ったのは:

ジェフ・ベック
⇒天才

エリック・クラプトン
⇒秀才

ジミー・ペイジ
⇒天才と秀才のミックス

ジミ・ヘンドリクス
⇒鬼才

みたいな。

そういえば、上映前にはウドーの人が登場して、これまた色々と面白い話をしてくれた。
やっぱり天才肌、ジェフベックは違うな~と思った次第。