されどロックな日々 - ANNEX

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細野晴臣の映画 NO SMOKING を観る

細野晴臣の映画を観る】
NO SMOKING、初日の初回をユーロスペースにて。
@ 12時30分 in 渋谷。

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まあ何を書いてもネタバレになってしまうので控えめに。

※ とはいえ、ネタバレ絶対NGなお方にあらせられましては、今ここですぐさまこのポストを閉じてくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
ネタバレ上等、早くしろコノヤロー! なお方はスクロールダウンでございますよw
















で、細野晴臣である。
やっぱり人と違うちょっとヘンなことが好きなお方なんだなあと思うことしきり。
天才と秀才と鬼才が同居してるみたいな。

結構年配になってからの映像、分けても欧米でのステージシーンが多く。
海外の細野ファンには音楽的に意識高い系が多いような印象。
聴いたことのないサウンド
インスピレーショナル!
みたいなリアクション多し。
このあたりは、今や飛ぶ鳥落とす勢いで海外を席巻ちうのBABYMETAL に通じるところがあるような気がしたり。

ときに本作タイトルのノースモーキング。
タバコを吸って煙をたなびかせることと、音楽制作には共通点があるとの由。
例としてボブディラン を挙げていた。
なるほどねえ、、、

ところで。
ワタシが細野晴臣の凄さを知ったのは、同級生の女が貸してくれた荒井由美の『コバルトアワー』であった。
ユーミンてホントすごいから聴いてみて!と言われて借りたんだけど、ワタシがやられたのは圧倒的にバックの演奏だったわけで。
ま、この映画においてユーミンとのシーンは皆無だったんだけんども、ユーミンの大ブレークにつながった初期の作品(特にとくに最初のアルバム3枚)では極めて大きな役割を果たしたのだし、何かしらの形でシーンがあっても良かったのではないかと思った次第。この作品で唯一気になったのはそのあたりでしょうか。

ところで、個人的にバカウケしたのは、鈴木茂がふてくされたような表情でバンジョーを弾いていたライブシーンw
あとは星野源がライブでの細野晴臣との共演を心底喜び愉しみ、リスペクトを包み隠さず露わにしていたところかな。
細野さんが得意だという珍妙なフットステップは少々、否、大いにヤバかったw

上映が平日の昼間の回であったにもかかわらず、見るからに音楽フリークなオッサンたちはもちろん、スーツ姿の青年サラリーマンや男女問わずかなりの若年層も少なくなく。
音楽好きはもちろん、特に好きではない人が見たとしても、一つのドキュメンタリーとして愉しめる作品。

細野晴臣の影響力恐るべしな映画でありました
マル