されどロックな日々 - ANNEX

「されどロックな日々」、別館 (ANNEX) でございます (^^)

映画『バクマン。』を観た

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バクマン。』という映画を見た。2度も(笑)。

 

マンガを題材にした作品ではあるが、同じ『表現行為』という点からは、音楽と実に大いに重なる部分があり、2時間×2回、ほとんどかぶり付きで見てしまった。

「マンガは読者がいてこそマンガとして成り立つ」というセリフには少々、いや、かな~り耳が痛かった(苦笑)。

 

音楽もしかり。
ライヴであれCD/DVDであれ、カヴァーであれオリジナルであれ、やはり『聴いてくれる人』がいてこそ、音楽として成立するという部分は否めないと思うわけで。

 

その点、『自称・ミュージシャン』(笑)である僕が企画ライヴなどに出演する場合、毎回苦労するのは、何といっても動員なのである。

友人、知人関係に声をかけ、オーディエンスとして来てもらうとしても、せいぜい3回ぐらいまでが限度。
仏の顔も3度まで……みたいな(笑)。

お声掛けするにしても、あまりに程度の低いパフォーマンスであったりすれば、カネと時間の浪費をさせてしまうことにも成りかねないわけで、このあたりがなかなか難しい。

 

そんな僕にとって、オープンマイクだとか練習会だとか発表会だとかは、大変に貴重な機会となる。

何せオーディエンスがいてくれる上、さらにはその方々は皆、音楽をやられる方々であるが故、その場でエクスパート的な感想が聞けたり、貴重なフィードバックやアドバイスを頂けたりする。

他の方々の歌や演奏を見聴きすることもできる。

 

この映画「バクマン。」、音楽とは直接的なつながりはないものの、「モノをクリエイトして人様に提供する」ひるがえって「芸事を人様の前で披露させていただく」とはどういうことなのか、何が重要で何をするべきなのか等を考えさせてくれる、なかなかに有意義かつ貴重な作品。

 

映画としての作り込みも、実にしっかりしているので、単純に映画作品としても楽しめる。