されどロックな日々 - ANNEX

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ベビメタが今後10年間以上は活躍し続ける10の理由、その2 (後編)


ベビメタが今後10年間以上は活躍し続ける10の理由、その2(後編)

※(注)これは僕の想像、空想、妄想、連想、夢想などが全開になっている作文である。したがって、自分にとってすこぶる都合の良い解釈、曲解、仮説、思い込み、ロジックの飛躍、あるいは破綻などに満ちており、正確性や客観性、フェアなものの見方や考え方などはもとより望むべくもなく、微塵も存在しない。

類まれなき天才的な職人集団。
各方面において、ずば抜けた才能を持った、スーパーエキスパートの面々ってことで考えると、Mikiko 先生などは、まさにその代表格といえよう。
もちろん、神バンドのメンバーだってそうだ。
とにかくベビメタに関わっている方々は、おのおのの専門分野において、現在進行形で第一線を突っ走っているエキスパートばかりである。

作詞。
作曲。
編曲。
演奏。
衣装制作。
メイク。
コレオグラフィ。
ステージング。
ストーリー展開。
諸般のプロダクトデザイン。
そして、全般的なプロデュース。

まあ、とにかく何を取っても超一流の方々が関わっていることは間違いなく、それはベビメタにかかる、ありとあらゆるアウトプットのクオリティの高さを見れば一目瞭然であろう。

んでだ。

ファーストからセカンドに見られる、ベビメタの進化と発展を玩味租借するに。
かように優秀なる制作チームをもってすれば、向こう10年、あるいはそれ以上、外的要因(e.g. マーケット等)、内的要因(e.g. 年令等)、様々な変化を制作プロセスに巧みに織り込みつつ、ベビメタは確実に進化、発展を遂げて行くものと思われる。

そういえば。

1990年代後半から2000年代前半にかけて。
僕はモーニング娘。にハマっていた時期がある。
別に黒歴史ではないw

モー娘に関しては、当時、某雑誌が実に熱心で、毎号、読者を巻き込みつつ、様々に熱く論じていたものだ。
毎月発売日の夜には、某大型掲示板が盛り上がっていたのを思い出すw

で、その雑誌に連載を持っていたのが、某O氏であった。
その連載は、見開き2ページだったように記憶するが、写真を含め、毎回実に面白かった。

石川某嬢がダウンタウン司会のTV番組に出たとき、石川本人の前で「ハッピ〜」をやるという荒業が実に素晴らしかったのを覚えている。

Oさんといえば、ひたすら“ヘンなヒト”キャラを前面に打ち出しているようなところがあるけれども、実はかなり博識で、話が何気に奥深く、非常に面白い。

Oさんの2人組ユニットのライヴには何回か通ったことがあるけれども、とにかく最初から最後まで飽きることがなかった。
去年の10月末、ヘドバン誌のイベントで氏のライヴを見たのは記憶に新しい。
んでもって、実はこの僕、Oさんの密かなファンだったりするわけでw

そのO氏が、徐々に猛プッシュするようになって行ったのが Perfume である。
Perfume さん、2000年代半ばには颯爽とメジャーデビュー、その時点でかなりの芸歴があり、一般的なアイドルに比べた場合、すでに実力の片りんを大いに見せ付けていたものだ。
O氏プッシュのグループということもあり、自然の流れで僕も Perfume に注目するようになって行った。

Perfume の作品は、とにかくマスタリングが素晴らしく、家のステレオやポータブルプレイヤーで聴いているだけでは、その魅力が十分に引き出せないと感じていた。
そこで僕は、クルマのバッテリーを大容量のものに買い替え、土管式のドでかいウーファー(低音用スピーカー)を2本据え付け、Perfume を超爆音で聴いていたりしていた。

その頃の Perfume というと、実力派ピカイチながら、まだまだ一般的なレベルで認知されているというわけではなかった。
実力があるがゆえ、逆に伸びしろに限界が見えたりしないだろうか。
今は10代だけれども、あと数年してハタチすぎたらもう厳しいかも。
などと、余計なことが時折りアタマをよぎったりしたものだ。

それでもファンであることは続け、アルバム「JPN」が出たときのツアーでは、チケットが取れなかった腹いせを兼ねて、わざわざ音漏れを聴きに行き、警備員に疎ましがられたりしたw

で。
2016年の今。

彼女たちは20代も後半に入り、すでに30路が見えるお年頃となっている。
しかし。
僕が今さら言うまでもなく、Perfume はメジャーデビュー以降快進撃を続け、現在はメジャーシーンのフロントで大活躍中である。

ドキュメンタリー「WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT」のDVDが、今年の夏に出るらしいけど、あの映画は2回、劇場で見たんだった。
ワールドツアーの訪問先において、次々とライヴが成功を収めて行く中で、Perfume の3人はもちろん、Mikiko 先生やアミューズの会長の感動っぷりがすごくて、見ているこちらも思わずウルウルしてしまったものだ。

現在の Perfume の姿は、10年前の僕には到底想像し得なかった。

Perfume というグループは、色々な外的また内的な変化をうまく味方に付け、自らも巧みに変化を遂げつつ、グループとして進化、発展して来たような気がする。
年齢を重ねることや、それに伴う自身の諸般の変化をもうまく取り込んで来たという感じ。

そしてベビメタである。
特に Perfume の制作チームには、ベビメタのチームと共通する人たちが少なくないからというわけではないw
まして、Perfume がそうだったから、ベビメタもそうなるなんて安直かつお気楽なことを言うつもりはない。

だが、今現在、あらゆる方面で力を持ち、優秀なブレーンを持っているアミューズなら、様々な要因を織り込みつつ、Perfume とはまた違ったアプローチを持って、ベビメタの新たな面を向こう10年、あるいはそれ以上のスパンで、長期的にプロデュースして行くことが可能であろうと思われる。

その過程において、中心的な役割を果たすであろう面々は、今さら言うまでもなく、スーパーエキスパートが名を連ねた、強力なる制作チームの方々であろう。

ところで、2年前のフジロックで、齢(よわい)80代の日本人ロックヴォーカリスト、オノヨーコが絶唱しているのを見て、その姿にベビメタを重ねて作文してみたりしたこの僕ではあるが(昨年2月28日のエントリー)、10代の話をするのに80代のレファレンスを取ったことの是非はさておきw、ベビメタがかなりの長期にわたって活躍して行くであろうことは、大いなる期待を含めつつも、あの頃から予想していた。
もちろん、それは今でも変わってはいない。

それにしても、日刊スポーツの記事でレポートされていた、リオデジャネイロでの“フラッグ・ハンドオーバー”セレモニーが楽しみである。

ベビメタが今後10年間以上は活躍し続ける10の理由、その2(前編


BABYMETAL が今後10年間以上は活躍し続けるであろう10の理由、その2(前編)

制作チーム: 天才的職人集団〜スーパーエキスパートな面々のこと

※(注)これは僕の想像、空想、妄想、連想、夢想などが全開になっている作文である。したがって、自分にとってすこぶる都合の良い解釈、曲解、仮説、思い込み、ロジックの飛躍、あるいは破綻などに満ちており、正確性や客観性、フェアなものの見方や考え方などはもとより望むべくもなく、微塵も存在しない。


前回、4月14日のエントリーにおいて。
僕は2020年の東京オリンピックを持ち出し、ベビメタの将来との関連性についてああだこうだと作文してみた。

何つっても「長期的かつマクロファンダメンタルズな見地から」とか何とか、いかにも景気論か株式市場論の教科書から借りて来たような、超ド恥ずかし〜ことを引っ張り出して、大上段に振りかぶりつつ特大の大ぶろしきを広げてみたわけでw


しかし、個人ブログの楽しいところは、こういう所作が許されてしまうところであろう。
商業メディアだと、こうは行かないらしい。
妄想による暴走が、後々の暴騒の発端になったりすることもあるからだ。
連日の会社泊まり込みで、周囲にオイニイまき散らすヘンシュ〜長サンから、深夜に電話がかかって来る。
「あぬさ〜、やべ〜んだよ、今、○○の部長さんから電話かかって来ちゃってさ〜、エライ怒ってんのよ〜、ど〜しよ〜」などと“人生相談”されたりするとのこと。

「いざとなったらハラくくって、ケツまくって、編集部で対応すっからさ、何書いてもイイんだよ、まかしときな!」
ついこの間まで、威勢の良かったヘンシュ〜長さんが、勢いしおれてたりするわけで。
編集担当者は上司であるヘンシュ〜長と執筆者との板挟みで、オロオロ泣きそうな顔してたり。

閑話休題
いきなりのw

んで。
あの作文をアップしてから約2週間後。
4月27日の“日刊スポーツ”。
ええ、ええ。
近くの朝日新聞の販売店まで走りましたよ、わざわざ買いにね。

そして、当然のように「キタ〜!」ってなったわけです。

センターページに、ばぁ〜んっ!とデカデカ Mikiko 先生がご登場。
何となんと、ベビメタや Perfume の写真まで載ってるし。

リオデジャネイロ五輪における、“フラッグ・ハンドオーバー”セレモニー検討の、チームメンバーであらせられるそうで。

何それ?

ブラジルの国旗から日本の国旗・日の丸への“ハンドオーバー”をセレモニーにする場面が、リオ五輪の閉会式に存在するらしい。
で、Mikiko 先生は、その内容をどう創って行くかを考える、検討メンバーの一人とのこと。

エライのである。
偉大なのである。
記事では東京オリンピックPerfume やベビメタとの関連性、及びマル秘の行動計画(?)にまで言及されているではないか。

そのセレモニー。
たった8分間。
されど8分間。
期待の8分間。
なのである。

きゃ〜。
すてき〜。
やっぱりな〜。

ベビメタと東京五輪
何かありそだな〜。
いや、あってほしいな〜。
わくわく。

そういえば、直近のヘドバン誌ロングインタヴューにおいて、某ベテランロックヴォーカリストがベビメタを語り、3人が20代、30代になっても続けていたらという話をしていた。

昨今のベビメタシンドロームに浸りつつ、この先長い期間にわたってベビメタが活躍してくれたらと期待値を高めている人々が、何気に増えて来ているヨカソ。
もちろん、僕もその一人であるわけで。

雑誌の記事といえば“週刊東洋経済”に「BABYMETAL という戦略」なる特集が組まれ、そこに「世界的なファンの心をつかみ続けるのではないか」という記述があった。
ぜひとも
「つかみ続け」
てほしいところではある。

東洋経済の記事の内容は、ベビメタメイトさんたちにとっては既知のことも多く、あまり突出した内容には見えなかったはず。
だが、世の中にまだまだたくさんいるであろうベビメタ知らずのビジネスマンたちに、重要ポイントを絞り込んでベビメタを知らしめるという点からすると、なかなかに良質な記事であったと思う。

ところで、最近はベビメタさんもメディアへの露出が目白押し。
中には非常に面白い記事もあり、いずれはメディアのクロスレヴューみたいなものをこのブログで作文しても面白そうだな〜とか思っている次第。

んでもって。
Mikiko 先生など、スタッフの方々の話である。

ベビメタのスタジオアルバム第2作目、『Metal Resistance』。

僕は一切の事前予約もしなかったし、発売されてからもすぐには買わなかった。
理由は過去のエントリーでも書いたが、要するに。
「2作目が、もしダサかったらどうしよう」
「ダサいベビメタは聴きたくない」
という危惧であった。

1作目で大ヒットを飛ばしたアーティストが、2作目でコケるということは、ままあること。
過去にその類例は掃いて捨てるほどある。

『Metal Resistance』に対する、発売以降これまでの世界レベルでの評価、レビューを見るまでもなく、結果として、僕の“危惧”なるシロモノは杞憂に他ならなかったわけで、大変にめでたいことなのであった。

ファーストとセカンドとを比較した場合、内容的にはかなり異なっており、そのココロはまさに“evolution”、『進化』と『発展』といえようか。

2枚の違い、その詳細については、色々なところで様々な切り口から分析、議論されているので、今さら僕がどうのと指摘する必要はなかろう。

進化と発展なるものを、別の言葉に置き換えるとすれば、洗練されたっていうか、つまりはソフィスティケートされた……みたいな感じ?w

メタルミュージック、あるいはロックミュージック。
あるいは一般論として『音楽』としてと言っても良いが、セカンドの完成度はありとあらゆる面からして高いものに仕上がっていた。
シリアスな曲からコミカルな曲まで、程良いブレンドは心憎いほどでもあり。


ベビメタの進化を可能ならしめたのは、もちろん何よりも3人の才能に依拠するところが大であろう。
が、しかし。
忘れてはならない人たちがいる。
他ならぬ制作チームの面々、スタッフの皆さまである。

類まれなき天才的な職人集団。
各方面において、ずば抜けた才能を持った、スーパーエキスパートの面々である。

(以下、後編に続く)

          • -

ここでちょっと閑話追伸的な。

ヘドバン誌において、通算10号を記念し、業界の重鎮氏が寄稿した見開き2ページが渋い。渋すぎる。
決して長い文章ではない。
しかし、実に良い文章なのである。
んでもって。
2ページ目上段、後ろから5行目あたり。
あれを読んで、ついムフフというか、ニヤリとしてしまった。

仮に、執筆者ご本人に何を指しているのかを訊いたとしても、たぶん「単なる一般論だよ」とおっしゃって済ませるかもしれない。

でもね〜、僕はもちろん……。
以下省略、閑話了w

いきものがかり、山下氏が使っているフェンダー・エレアコ (アコギ)

こないだ、何気なく YouTube をながめていたら、いきものがかりのPVにクギ付けになってしまった。

「こっ、このギター、見たことある!」

画面に向かって右側の茶髪の人、通称ほっちこと山下穂尊(やました・ほたか)さんという人が弾いているエレアコエレクトリック・アコースティック・ギター)のことである。『アコギ』なんて言い方をされることもある、アレである。

 

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いきものがかり「ラブとピース!」PV


いきものがかり 『ラブとピース!』Music Video -YouTube Edition-

 

いきものがかり「Sweet! Sweet! Music!」PV


いきものがかり 『Sweet! Sweet! Music!』Music Video -Short Ver.-

 

フェンダーの特徴的なヘッド。
黒いペグ(弦巻き)。
緩やかなシングルカッタウェイのボディ。
特徴的な木目。

サウンドホール周りのデザイン。

あれだ。

ん~、たぶん……あれでしょ。

間違いないっ……!(違ってたらどないしょw)

って、他でもない、僕が所有しているギターであるw

2012年に、世界で15台しか生産されなかったモデルである。
フェンダーUSAはカスタムショップ製の『Kingman Flame Maple』(キングマン・フレイムメイプル)という。

 

写真など、5枚ほど……。

(※ちなみに、サウンドホールの下、ピックガードに付いている、一見キズのように見える白いシワシワ部分は、貼ってあるラミネートがシワシワになった部分である。ピックガードの保護用に貼ってあるラミネートを、まだはがしていないのだ)

 

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その名の通り、メイプル材が惜しみなく使われてます。

表板はレッドスプルース。
サイドはフレイム・メイプル。
バックもネックもメイプル。

音量があり、サスティーンも効き、とっても良い音で鳴ってくれます。

しかし。
それにしても。
いきものがかりという、当世の超売れっ子バンドが使っているとは知らなんだ。

さすが第一線で活躍しているミュージシャン、わけてもギタリストさんはイイ耳してるな~と感心してしまった。

さらには、僕もその中の1台を持っているということ(自慢げw)。

何とも嬉しい限りなのである (^^)

 

とはいえ(ちょっとトーンダウンするw)。

まあ……、ご本人に確認したわけじゃないんで、もしかしたら違うかもっていうか、山下氏が使っているのは、例えば特注の「いきものがかり専用、超スペッシャルモデル」かもしれない。

何かこう、上手く検証する手立てがあれば良いのだが……。

ま、とりあえずは同じと思っていても夢があって良いかな……みたいなw

  

GWでヒマだったので、公園で撮影してアルバムを作ってみた。
我ながら美しいギターにうっとり(再び自慢げw)
認定証明やマニュアルなども写してみた。

んでもって。

以下は、ちょっとオタッキーな話。
フェンダー社のR&D(研究開発部門)の人のインタビューなんかもある。

フェンダーさんは、もともとストラトテレキャスなど、エレクトリック・ギターで有名。

だけれども、ここ数年はエレクトリック・アコースティックギター(略してエレアコ)を、それなりのラインナップで発表している。

大量生産品だけではなく。
『超』の付く少量生産品も出している。

今回のネタ、『Kingman Flame Maple』がその一例。

もちろん、その超少量生産品を製造しているのは大量生産用の工場ではない。
フェンダーカスタムショップ”の名のもと、ハンドメイドでクオリティの高いプロダクトを作り込めるスペシャルな工場で製造している。

2012年の初夏、日本で開催された、東京ギターショー2012に、フェンダーR&D(研究開発部門)のレン・ファーガソン氏(Mr. Ren Ferguson)も登場、このモデルについて詳 しく語っている。
インタビュアーは Guitar Planet というショップの人たちで、ファーガソン氏が実に快く、かなり詳しく語ってくれている。

 


Fender Acoustic Kingman Flame Maple 【商品紹介@Guitar Planet】

 

もう1本、別のインタビューもあった。

 


Fender Acoustic Custom Shop REN FERGUSON Interview 【商品紹介@Guitar Planet】

 

特にこれらのビデオを見たからというわけではないのだけれども、かく言う僕も山野楽器で売られていたこのモデルに、ほとんど一目惚れしたクチである。
見た目はきれいだし、粒立ちの揃った音は実に素晴らしく、生音だけではなく、ラインでPAにつないだときも実に心地良く鳴ってくれた。
フィッシュマンのPU、イイ仕事してます。

Fender Custom Shop, Kingman, Flame Maple, 良いギターです。

 

何せ、いきものがかりさんもですから(たぶんだけどね~ ♪ w) (^^)

 

 

 

 

 

防災を意識するようになったら、アマチュア無線を再開していた

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中学のとき、凝りに凝った、アマチュア無線(通称“ハム”)。

張り切って『電話級』(当時)、『電信級』(当時)、『2級』の免許を立て続けに取り、もちろん学校ではアマチュア無線部に所属。
自作のラジオはもちろん、ブースターアンプやらパワーアンプを作って喜んでいた。
文化祭のときなど、モールス信号による交信風景を、得意げに公開していたものだ。

とはいえ。
校内からは「無線に凝ってる暗いヲタ集団」という感じのレッテルを張られていたのも事実。

ま、そんなの全然気にしてなかったっていうか、ど~でも良かったって感じでw

 

中3の後半になってから少しく色気付き始め、うっすらと、しかし確実に興味を持ちだした音楽に凌駕されるような形で、僕の中からハムに対する情熱は急速に冷めて行き。

もちろん「1級の免許を取る!」などという熱意も消失して行った。

ロックギタリストに憧れるようになっていた当時の少年にとっては、忘れ去りたい、消し去りたい過去になっていたのである。

以後。
アマチュア無線というのは自分史の中で『黒歴史』と化して行った。

が、しかし。
それから、ン十年後。
2011年3月。
かの大震災が東北を襲い。
防災活動の陰で活躍していたのがハムだと知り。

そういえばオイラも免許持ってたな~。
地震が来て固定電話はもちろん、ケータイやらネットもダウンしたとしたら……。

単純にバッテリーが切れるってことだってあるじゃん、携帯機器って消費電力小さくないし。

 

なんて考えていたら、「そうだ再開してみよう、アマチュア無線」となったのであった。

その昔、中3のころ使っていた自分のコールサインはまだ生きているのだろうか。
日本アマチュア無線連盟(JARL)に問い合わせてみたら、オーケーとのこと。

早速申請。

総務省は関東総合通信局に。

 

待つこと、1か月少々、コールが下りたところで秋葉原へ行き、無線機やらアンテナを買い込み、無事開局。
とりあえず在宅時、歩行中、クルマの中で緊急対応として通信できる環境を作っておいた。

 

また、念のため、自分が住んでいる自治体の防災計画なども読む。
しっかりあった。
災害時における「情報収集の協力に関する協定」なるものが存在し、そこにアマチュア無線との協力をどのように遂行して行くかということが微に入り細を穿って規定してあった。

ええ、ええ。
ご協力申し上げましょう、喜んで。

 

んで。
今回の熊本の地震
未だに大きな余震が続いているのが非常に不気味。
関東へ波及する可能性も否定できないとか何とか物騒な議論もなされているようだし、実に恐ろしい。

 

僕がアマチュア無線でアクティブに活動するとしたら、それはつまり災害が発生したときとイコールに近くなるわけで、その意味では僕がアマチュア無線を積極的に使うような事態にはならないほうがベターということになる。

 

しかし。
かつては“King of Hobby”なんて呼ばれていた時期もあるわけだし、防災目的以外でも楽しむことができたらとは思うのである。

 

東日本大震災までは黒歴史ってことで封印してきたアマチュア無線歴ながら、これからは静かに、いわゆる“マイブーム”になって行けばと考える次第。

いわば、自分にとって、黒歴史から白歴史、または黄金の歴史になる、実に歴史的転換(?)みたいなw

L.R. Baggs の Gigpro すげえの話

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L.R. Baggs の Gigpro すげえの話

 

エレキギター歴はそれなりに長いものの、アコースティックギターを集中的に弾くようになったのは2013年2月から。
2015年1月からは、ウクレレにも手を出しw

 

んでもって、まあ、弾き語りでライヴとかにも出るようになったのだけれども、エレアコやエレウクをラインで鳴らすと、どうしても気になってしまうことがある。

 

あれである。
そう。
あれ。
つまり、典型的というか。
いかにもピックアップで拾ったふうの、ペナペナでやせ細った音。
あれが気になって気になって。

 

エレキに比べると、アコギの音作りは非常に微妙というか、かな~り難しい。
まあ、エレキ用のエフェクターは長年使っているせいもあり、単に使い慣れているだけかもしれないが。

 

ペナペナサウンドのソリューションとして、プリアンプを付ければ良いとは思っていた。
しかし。
昨今の世の中においては、なかなか複雑なのである。
色々と種類が多く、しかもコントロールツマミとかジャックとかがたくさん付いているモデルが多くて、勢い操作が難しそう。

アコースティック初心者にとっては、なかなかに難しくなってしまう。

この際。

マンドクセーから単純なものにしときましょ。

 

ってことで、L.R. Baggs の Gigpro を購入してみたら、これが大当たり。
ガタイは小さい。
ベルトにクリップで付けられるし、シャツのポケットにもスッポリ収まる。
もちろん軽いし。
軽いといえば、何といっても僕のサイフであるが、この Gigpro さん、ネットでの市場価格が税込み1万円少々っていうのも非常に大変ありがたい。
そのくせ、とんでもなく「使える」のである。

 

何しろとにかく。
低音から高音に至るまで、音に『芯』が出来た感じ。
PAから出て来る音に厚みが出たというか。
アコギのハコ鳴りに近づいた音になった。
いかにもな、例のペナペナ音ではなくなったのである。

 

嬉!

 

色々と難しいファンクションが付いておらず。
当然ツマミ類の数もミニマムで、ひたすらユーザーフレンドリーなのである。

 

気を良くして、PCにインターフェイスをつなぎ、ソニーの ACID Music でレコーディングするときにも使ってみた。
そしたら、これまたイイ感じの仕上がりになった。

まずは、アコーステックとして演奏し胴鳴りさせて、その音をコンデンサーマイクで録る。
ここはひたすらオーソドックスに。

次に、別トラックで Gigpro をかませてPUからの音をライン録りする。
そしてそれをマイクで録った音に少しくブレンドする。
すると、あ~らびっくり。
かな~り僕の好みの音になった。
マイク録りした音と何が違うのかというと、高音の輪郭がよりハッキリする感じ。

 

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ライブハウスなどで、アコギやウクレレの音をライン取りするときには非常に重宝しそうな Gigpro さん。

ライヴのみならず、レコーディングでもしっかり働いてくれそうなイキフンの一品。

 

これから色々な場面で、登場回数が一気に増えることは確実なのでありました。

BABYMETAL が今後10年間以上は活躍し続けるであろう10の理由、その1



※(注)これは僕の想像、空想、妄想、連想、夢想などが全開になっている作文である。したがって、自分にとってすこぶる都合の良い解釈、曲解、仮説、思い込み、ロジックの飛躍(あるいは破綻)などに満ちており、正確性や客観性、フェアなものの見方や考え方などはもとより望むべくもなく、微塵も存在しない。




BABYMETAL が今後10年間以上は活躍し続けるであろう10の理由、その1

まさに掲題どおりなのだけれども。
BABYMETAL のウェンブリーにおける大舞台をLVで見て、僕は一つの確信を得た。
すなわち。
SU-METAL。
YUIMETAL。
MOAMETAL。
彼女たちは今後10年間。
あるいはそれ以上。
確実に活躍し続ける。
BABYMETAL として。

それについて、10個の理由を10回に分けて作文する。

内容的には:
・マクロファンダメンタルズw
・供給側(Supply side) 〜 ベビメタ、神バンド、制作チーム、マネジメントチーム
・需要側(Demand side) 〜 マーケット、ファン、ヘイター、メディア業界
などのそれぞれの観点から、なぜベビメタが長寿のグループになって行くかを10個の理由にまとめてみるという趣向である。

まずはプロローグから始めて、十の理由、んでもって、〆でエピローグ。
全10回。
(※ちゃんと10回、ほんとに続けろよ、お前 → まかしとかんかい)

んぢゃ、早速ではあるが、ぽっつらぽつらと作文してみたい。


【プロローグ】

「ベビメタ解散説」

時折り、ネットでまことしやかにささやかれる妙な噂がある。

「ベビメタはもうすぐ解散する」

という、あれである。

僕がベビメタにのめり込み、メイト(というか、より重病の真性ヲタ)になったのは2014年の3月であったが、爾来、何回も目にして来たお話である。
解散説の代わりにメンバーチェンジ説なんてのもあった。
かようなポストを見るたび、「んなアホな」と思いつつ、しかしその都度何となく心配になってしまい、つい真剣に読み込んだりしたものである。

この話題を口にするのは何も日本のメイトに限ったことではなく、海外のメイトの中にも、いかにもおどろおどろしい筆致で、最もらしく書く輩がいた。
何気にロジックがしっかりしていて説得力があったりして、僕自身、かなり心がざわついたりしたことがあったことは事実である。

いわく。
SSAの新春キツネ祭りで電撃的に発表される。
年末の横アリが最後だ。
すうが二十歳になった年末、2017年12月。
ゆいもあが二十歳になったとき、等々。

それぞれに、いかにもな理由が添えられていたりしたものだ。

僕がヲタになる以前だと「すうのさくら学院卒業でベビメタも終わり」なんて噂も出ていたらしい。

最近だと、9月の東京ドーム公演が最後だと『予言』するような書き込みも目にした記憶がある。

確かに、バンド名の中に『baby』という言葉があるわけだし、すでに活動が6年目に入っていることもあり、それっぽく書かれてしまうと、あながち説得力がないわけではない。

ティーンネイジャーであるからこそ成立する『“baby”メタル』であって、メンバーが二十歳を過ぎたらもう“baby”じゃないし、グループとして成立しない、みたいなことを書かれると、「んなこたねえべ」と思いつつ、「だけどもしかしたら」とかつい思ってしまうのである。

しかしである。
かようなトピックが語られる場合、往々にして背景に「ベビメタには解散して欲しくない!」という強い思いのようなものが見て取れることがある。
つまり、解散して欲しくないという意思の強さゆえ、逆にいずれは避け得ない解散という事態が気になって気になって仕方がない。
結果として「もうすぐ解散」説を語ってしまうという。

ときにパラドキシカル。
ときにアンビヴァレントでデリケートなファン心理というかw

他のファン、メイトさんたちから思い切り否定して欲しいという深層心理があるのかも……しれない。

あるいは、あまりにベビメタが急成長し、ニッチマーケットからマスマーケットに消費者が拡大して来たがゆえの『寂しさ』のようなものが、根底にあるようなケースもあろうか。

ま、いい。

とにかくである。
僕が思うに。
BABYMETAL は向こう10年以上、いやもっと先の先まで活動を続けることになる。

これは昨今のベビメタを取り巻く環境全般を見ながら薄々感じて来たことなのだが、先般のウェンブリー公演LVを見て、決定的に確信するに至った。


【理由、その1】

「恐るべき強運の持ち主 BABYMETAL」

ベビメタには、これまで多くの偶然や奇跡や運が味方してくれた例が多い。
まずもって、才能に恵まれた3人がこの世に生を受けたことが奇跡の発端であろう。
そして、その3人がタイミング良く出会ったこともそうであろうし、名馬に伯楽よろしく KOBAMETAL がいたこともそうであろうし、その他諸々、ミクロのレベルで数多くの逸話がある。

んでもって、今回。
マクロ、かつファンダメンタルというか、長期的見地から考えた場合なのであるが。

ベビメタはとてつもない強運の持ち主であると、改めて思うのである。

他でもない。
東京オリンピックである。

本年、2016年はオリンピックイヤーであり、現在のところ、ブラジルはリオデジャネイロに世界の注目が集まっている。
8月下旬には宴が終了するわけだが、その瞬間から世界の耳目が徐々に日本に注がれるようになることは必至であろう。
そして、それは2020年の東京オリンピックに向けて、時々刻々強まって行くのである。
4年間にわたって。

んでもって、ベビメタである。
2年前の世界ツアーに始まり今年に至るまで、すでに世界的な注目を集めているのは周知の事実。
その活動とまるでタイミングを符合させたかのように、近い将来。
世界的。
地球的。
全人類的な。
大イヴェントが、ベビメタの母国ニッポンはその首都、トーキョーで開催されるのである。

ベビメタは期せずして、その世界的な潮流、時流に乗ることができるのだ。

別に誰が画策したわけでもあるまい。
目論んだわけでもあるまい。

ベビメタ結成の2010年当時、2020年のオリンピックが東京で開催されるなどと考えていたベビメタ関係者はまずいなかっただろうし。

振り返ってみれば、2020年の五輪が東京で開催されることが決定したのは、3年前の秋だった。

もしかしたらではあるが。
その頃、つまり2013年の秋にはすでにベビメタのファーストが年明け、2014年の3月に出ることが決まっていただろうから、IOCによるオリンピックの東京開催決定を聞いて、少しく意識するようになった関係者はいたかもしれない。
また、2014年のワールドツアーの日程なども徐々に詰められていただろうから、それが頭の片隅によぎった関係者もいたやもしれぬ。

だが、2020年の五輪が東京に決定されたことと、ベビメタの活動には根本的に何らのつながりもなく、すべては「気づいてみれば」「結果として」偶然そうなっていたということに他ならない。
要するに、ベビメタの活動を、意識的にオリンピックにリンクさせようなどと考えた人間はまずいなかったはずだ。

はっ!?

ちょっと、待て。
否。
もしかしたら。
いたやもしれぬ。
それを考えた存在がだ。
そうなるように導いた存在がだ。

もしいるとしたら。
それは。
人間ではなく。
あのお方しか考えられない。

The Fox God である。

……(汗)。

とまれ。
今年の夏以降、2020年の東京オリンピックをにらみながら、向こう4年間日本に世界の注目が注がれるようになる。

今後、ベビメタは図らずして、全世界的な超ビッグイヴェントのトレンドに乗り、世界に向かって突き進んで行くことが可能なのである。

もちろん、オリンピックがベビメタにとってマスト・アイテムというわけではない。
オリンピックなど利用しなくても、世界進出を推進することに何ら支障はないわけだが、東京五輪がベビメタにとって大いなる追い風となろうことは間違いない。

ベビメタがオリンピックにタイミングを合わせたわけではない。
オリンピックがベビメタにタイミングを合わせてくれたのである。

ひとたび時流に乗った人間の勢いたるもの、実に強烈でありマッシヴである。
そう容易には手が付けられない。
誰かが止めようとしたところで、どだい無理な話であり、とても止められたものではない。
それはなぜかといえば。

今度は時流のほうが、その人間たちを容易には手放さないからである。

The Fox God のご加護を受けたベビメタは、期せずして時代の潮流、しかも世界的規模、地球的規模、全人類的規模の時流に乗った。
3人がとてつもなく強運である所以である。

(以下、その2に続く。はず)