されどロックな日々 - ANNEX

「されどロックな日々」、別館 (ANNEX) でございます (^^)

音楽評論家様によるベビメタ記事の読後感想文


6月14日、日曜夜。

某超有名ポータルサイトのエンタメセクションで見つけた記事。
大手のポータルゆえ、もちろんどこかのブロガーさんが書いたお気軽なブログエントリーではない。
筆者は、れっきとした音楽評論家の先生である。
Wikipedia によれば、過去、有名音楽雑誌等で評論活動を展開し、また書籍も多数出しているそうだ。僕も名前だけは聞いたことのある人だ。
そのお方が書かれた、ベビメタについての評論記事である。

それを一読したところ、色々と理解できないところが山盛り、いやエヴェレスト盛りという印象だったため、とりあえずは、“個人的な感想”という感じで、理解できない部分を、備忘録よろしく書き留めておくのは悪くないだろうと思うに至り……。

ところで。
昨日、水曜の午後、西新宿某所にあるカジュアルなイタメシ屋でのこと。
昼間からワインなどをすすりながら、ベビメタメイトでも何でもない仕事仲間Y氏と話してたとき。
Y氏は僕よりも1歳年上で、音楽ギョーカイとは直接的な関係はないものの、音楽関係には僕より少しだけ詳しい。。
iPhone で記事を見せながら、ひととおり僕が話し終わったところで……。

Y「だけどさあ」
僕「はい」
Y「この記事ってまともに反応する必要あんの?」
僕「まともって……」
Y「だから、あんの?」
僕「ヤフーのエンタメ記事だし」
Y「……(ニヤニヤ)」
僕「音楽評論家っスよ、一応」
Y「どははははは」
僕「……」
Y「お前みたいのがいるから、こういう記事が成立すんだな〜、たぶん」

黒いヒゲと対照的な、妙に白い歯を見せて笑うY氏。
氏の言いたいことは、良くわかった。

なるほどねえ。
でも、まあ、所詮はそんなもんなのであろう。
ベビメタに興味のない連中にとっては、ディテールなどどうでも良いのだ。
お気軽な読み物として面白おかしければ、それで良いのだ。

しかしである。
笑う氏を見ながら、僕は逆に強く思ったのであった。
そっちにとってど〜でも良くても、こっちにとってはど〜でも良くね〜のよ。
やはり読後感想文は残しておこう。

形としては、そう、ベビメタメイトの末席にいる者としての、ささやかなるレジスタンスであろうかw おっさんの意地と捉えてもらっても良い。


というわけで、木曜、平日の昼間っから、僕はカタカタとPCのキーボードを叩き始めたのであった。

ちなみに、これは単に僕の心によぎった極めて主観的な感想を列記したものにすぎない。
他にも色々あったのだが、とりあえずは原文を引用しつつ箇条書きにし、7点に絞ってみた。


1)「あまりにもストイックすぎて、一分の隙もない<やらされてる感>の美学に到達しちゃったアイドルが現われた。そう、BABYMETALである」

え〜っと、いきなり来ました。
「<やらされてる感>の美学に到達しちゃったアイドル」でありますか。
う〜ん、ピンと来ないです。ごめんなさい。

重音部こと BABYMETAL が結成された当初は、もちろん企画ものだったと思いますが、その後も、今日に至るまでも「やらされてきた」ようなニュアンスですが、本当にそうなのでしょうか。
僕にはそうは思えないです。

例えば、さくら学院時代の3人の日記(ブログ)を読めば。
そして、活字や映像の別を問わず、インタヴューをちょっとでも読んでみれば。
3人がこれまでいかに真剣に、真面目に、そして一生懸命に BABYMETAL に取り組んできたか、良くわかると思います。

それなのに「<やらされてる感>の美学に到達しちゃったアイドル」だなんて有名音楽評論家の先生に一刀両断されちゃうなんて……うっ(涙。ウソ泣きじゃないし)。


2)「そんなBABYMETALがいま、<21世紀最大最強の瓢箪から駒>になりつつある」

瓢箪から駒”という言葉の使われ方が大変気になったので、一応広辞苑を引いてみました。
もしかしたら、僕の解釈は間違っているのかもしれないという危惧を抱きつつ。
ボンクラで面倒くさがりなもんですから、辞書など普段は見もしないので、とても良い機会になりました。

広辞苑岩波書店、第五版):「意外な所から意外なものの現れることのたとえ。ふざけ半分の事柄が事実として実現してしまうことなどにいう。道理の上から、あるはずのないことのたとえ」

あ〜、良かった。
僕の解釈は間違っていなかったようです。

と、するとです。
ベビメタは、どう見てもヒョータンからコマではないと思うんです。
さっきの話とも関連しますが、現在に見られるベビメタの成功は、メンバー3人はもとより、各分野で活躍するエキスパートで構成された制作チーム全員による、年月を重ねた、集合的かつ集団的な努力が実った結果だと思うんですね、僕は。
もちろんそのプロセスは現在も進行中であろうと思うし。

その点からすると、広辞苑様のいう「意外な所から意外なものの現れることのたとえ」「ふざけ半分の事柄が事実として実現してしまうこと」には、まったく該当しないと思う次第。

あ、でも。
もしかして。
この記事を書いた音楽評論家の先生が『瓢箪から駒』というフレーズを、一般的な解釈ではなく、独自の解釈で使用しているのなら、話はまた別になりますが、仮にそうだとすると、ボンクラは読者として想定されていないということにもなりますですかね、もしかして。

あと、そうだ、瓢箪から駒というフレーズの前に「21世紀最大最強の」という言葉を付けておられます。
現在は2015年ですから、2001年に始まった21世紀もまだ15年目なわけです。
それなのに、すでに「21世紀最大最強の」なのです。
ええ、ええ、もちろんわかっているつもりであります。
文字通り21世紀最大最強というよりは、つまり実質的な意味というよりは、ある程度形式的な意味というか、とにかく瓢箪から駒という表現をなるべく強く前面に打ち出したかったわけですよね、はい。
いちいち物のたとえに突っ込んでんぢゃね〜よ。
そんな声が聞こえてまいりました。
はい、もうやめときます(素直)。


3)「BABYMETAL最大の魅力は、「アイドルがヘヴィメタルを演る」という<茶番>を全身全霊賭して具現化している点にある。馬鹿馬鹿しければ馬鹿馬鹿しいほど、その完成度は高い」

『最大の魅力』『完成度は高い』なんていう、とってもナイスなフレーズが散りばめられているのに、「<茶番>を全身全霊賭して具現化」「馬鹿馬鹿しい」だなんて、酷いぢゃないの。あんまりだわっ。

さっきもちょっと感じたんですけど、もしかしてこの評論家の先生、ベビメタを小馬鹿にしてませんかね。
何ていうか、文章にそういう“トーン”を感じるのですよ、とっても。

んで。
実はこのトーン、このパラグラフだけではなくて、記事全体を通して存在しているように思えるんですね、僕には。

言うなれば、この評論家様が「高みから見物しながらせせら笑っているイメージ」。
そんなふうに思えたんですよ。
ステージで一生懸命歌い踊っているベビメタの3人を横目で見ながら、薄笑いを浮かべ小馬鹿にしているイメージというか。

名のある音楽評論家の先生からベビメタがそんな扱いを受けたとしたら。
それはそれは、何と悲しいことなのでしょう(涙。だからウソ泣きじゃないって)。


4)「最終的には、2万人も集まってるのになぜ、おっさん客ばかりが大量に群れ集っているのか思い知らされた次第だ。「ヘヴィメタルっておじさんが好きな音楽なんですよねー」教え子の女子大生(20歳)が爽やかに教えてくれた」
「付け加えるなら30代後半以上のメタルおじさんは、<アイドルに免疫のない元洋楽少年>なのだ。2010年代以降のアイドルが一糸乱れず高速かつ複雑なダンスを踊ることを、これまで知る由もなかったのだ。そんなうぶなロック中年が初めて遭遇したアイドルが、自分が若かりし頃熱狂したヘヴィメタをハイスパートに唄い踊る可憐なベビメタだったら、そりゃもう虜でしょう。メタルとダンスでWトランス状態だもの」

おおっ!(どよめき)
来ましたね、ハタチの“女子大生”さん。
しかも「爽やか」な……。
うわ〜っ、とっても羨ましいっ!
羨ましすぎる! (ボー読みじゃないので、念のため)

そして『おっさん』の話。
わくわくしますよ〜。
わくわく……。
あれ?

「おっさん客ばかりが大量に群れ集っている」?
女子大生さんを引き合いに出しつつ、ライヴ会場に集まって来ていたおっさんファンたちを dis るようなトーン?
悲しす。

でもね、自分の言葉ではなく、どうして女子大生さんの言葉をわざわざ引き合いに出しているのか、それがわかんないっす。
さしずめおっさんたちに対比するものとしての、二十歳の女子大生さんってところか?

天の声「バカか、おめえは? いいか、良く聞け」
僕「は……、はい」
天の声「何たって相手は女子大生様なんだ。そのお言葉は地球よりも重く、絶対的かつ普遍的な価値を持つ。わかったか、こら」
僕「は……、はいっ! 良くわかりますた」


んでもって、話は続く。
まだまだ行くよ。
「30代後半以上のメタルおじさんは、<アイドルに免疫のない元洋楽少年>なのだ。2010年代以降のアイドルが一糸乱れず高速かつ複雑なダンスを踊ることを、これまで知る由もなかったのだ」とあります。

あ〜、ちょ待って、ちょ待って。

これはガチ知らなかったです。
てか、すんまそん、ホントにそうなんすかね?

っていうのもですね、例えば僕自身、かつてはモーヲタよろしくモー娘。やその派生グループに没頭していたことがあるんですよ。
ええ、人には良く黒歴史って言われてます。別に反論しません(苦笑)。

でもね、ベビメタの両脇を固める2人が、モー娘。プッチモニのカヴァーを歌い踊ったときには、もう周囲をかまうこともなく狂喜乱舞したもんです。

別にモー娘。に限らなくても、それ以前から気になるアイドルがいれば、CDを買ったり雑誌や書籍を買ったり、もちろんネットを漁ったりしておりました。

だから、他にもありましたよね。

「セェ〜ラァ〜服をっ! 脱がさないでっ!」とかw
秋元さんの奥さんも出身だっけ?

「私たちはバカじゃないっ!」とかw 
「みんな、大好きっ!」の絶叫とか懐かしす。そうだ、とんねるずも頑張ってたっけね。

話を元に戻す。

原文では『元洋楽少年』という言葉も使われておりますが、僕はアイドルから歌謡曲からニューミュージックからJポップからHR/HMまでをも含め、邦楽もかなり貪欲に聴いて来ましたです。
断じて洋楽だけじゃないっす。

なんてことを諸々考えると、「30代後半以上のメタルおじさんは、<アイドルに免疫のない元洋楽少年>なのだ。2010年代以降のアイドルが一糸乱れず高速かつ複雑なダンスを踊ることを、これまで知る由もなかったのだ」という文章には、ものすんごく“決めつけ”感を感じてしまうのです。牽強付会といっても良い。
大いなる違和感を感ずるっていうか。
不躾な言葉、すいません、僕のささやかなホンネってことでお許しください。
→先生、皆様、及び関係各位(腰から上を45度曲げる所作)。


5)「そして<おっさん>に<ヘヴィメタ>に<海外>と、これだけ局所的に熱烈支持されてるにもかかわらず、従来のドルヲタや肝心の一般ユーザーへの浸透がまだまだ待たれるとは、BABYMETALはつくづく特殊なアイドルなのである」

え〜っと、ここでまた疑問が生じてしまいました。
サーセン

「従来のドルヲタや肝心の一般ユーザーへの浸透がまだまだ待たれる」?
そのような“浸透”は本当に必要なんでしょうか?

私事になりますが、ちょっと前に、僕、このブログで「ベビメタには紅白に出てほしい!」って書いたんですよ。そのココロは年代を問わず一般大衆の方々にも好きになってほしいというものでして。

そしたら「紅白なんか要らねえ! 何言ってんだ、このタコ」とまでは行きませんでしたが、ほぼそのようなコンテクストのもとに多数の方から強力なバックファイア的コメントを喰らいまして、ああそうか、メイトさんたちは、ベビメタが必ずしもマスマーケット(大衆マーケット)に進出、展開されることを望んではいないんだなあと痛感したものです。

しかし、よくよく考えてみれば、そのあたりはベビメタのプロデュースの仕方を鑑みてもちらほら垣間見えるわけで、自分自身、とても勉強になったのを覚えております。

んでもって。
この音楽評論家様が『一般ユーザー』という言葉でどのような人たちを指していらっしゃるのか、正確にはわからなかったんですね。
ただ、大衆マーケット、一般消費者、あるいは一般的音楽消費者というようなニュアンスであれば、果たしてそこまで出て行くことが本当に「待たれ」ているのかは、とても疑問なわけです。別に待たれてね〜んぢゃね〜のっていうか。
あっ、コラ、また失礼なっ!(反省)


6)「茶番は《ベビメタ》という一大ロック・エンタテインメントへと昇華しつつある。前出の女子大生はこうも指摘した。「でもベビメタの子たち、想像してたのと全然違うアイドルになっちゃったと思ってますよきっと」」

あらら〜、やっぱりベビメタは“茶番”なんですね。
悲しいですよねえ、有名音楽評論家の方にそんな評価を下されるなんて(しくしく。ウソ泣きじゃないから)。

あ、そいでもってまた“女子大生”さんのお言葉ですか。
ええ、もうわかってますよって。
暗記しました。
そのお言葉は地球よりも重く、絶対的かつ普遍的な価値を持つ(きっぱりっ)。

それにしてもだ。
女子大生様とお付き合いがあるなんて、やっぱり羨ましいなあ……とっても(棒読みに非ず)。


7)んで、最後に、皆様、これは大変に細かいことで、大変に申し訳ないことなのですけれども、実は僕が何気に一番引っかかった点でもありまして。
それはメンバーの呼称なんです。
この評論家の先生はベビメタ3人をして、色々な呼び方をされております。

・SU-METAL
・YUIMETAL
・MOAMETAL
・ユイメタ
・モアメタ
・ユイモア
・スーメタ

前3者は良いと思います。
オフィシャルな呼称であるし、音楽評論家の先生によるプロフェッショナルな文章に相応しいと思うわけです、とっても。

文章全体にわたってこの3つで統一されていたのなら良かったのですが、申し訳ありません、後4者にはとっても違和感を覚えてしまうのです。

例えばですよ、“ユイメタ”だとか“スーメタ”なんて表記が、僕が今書いているような、客観性など微塵もない、作文を中心とした個人ブログで使われているのなら違和感ないです。
あろうはずがございません。

なぜならば、基本的なスタンスがプロの物書きではないから。
単なる作文だし、音楽評論として超メジャーなポータルサイトに載るわけでもないから。
てか、そもそも文章を書いてカネを稼いでいるわけでもないから。

実はですね、これら様々な呼称の使い分けの裏には、何か深遠なる理由。
あるいは隠されたロジック。
あるいは何らかの規則性。
等があるのではないかと自分なりに探ってみたのですが、ボンクラにはそれを見抜けませんでした。
つまり、単にランダムとしか思えずというテイタラク

ところで。
例えばですが。
何かの文章、例えば手紙とかに誤字や脱字が混ざっていたりすると、一気にその品位はガタ落ち、クオリティが下がるような気がするものです。
実質的な内容に関係なく、ただ誤字や脱字があるという形式的な理由だけで、文章全体の品質が落ちたような気分になり、読み手のテンションを一気に下げてしまう……みたいな。
文章の不条理とでも申しましょうか。
ブログでの作文書きの自分としては、まさに悩ましい点ではあります。

誤字脱字に関するこの話、メンバーの呼称に関する不統一感のトピックとは直接的に関連はしないものの、何となく一脈を通じるものを感じたりしている次第です。
世の中には「神は細部に宿る」なんて言葉もあるらしいけれども、改めてそんな言葉を持ち出すまでもなく、メンバー3人の名称の“不統一性”については、何となく、どよ〜んと違和感を感じたのでした。

ああっ、もしかしてまた不躾でクソ生意気なことをっ……!
すいません、単なる素直な感想ってことで勘弁してやってください、申し訳ございません(深くこうべを垂れる)。

                      • -

さて。
そんなわけで。
某大手ポータルサイトで見つけたベビメタに関する音楽評論の読後感想文をしたためてみました。
何かを読んだ後の“読後感”は千差万別、色々他の感じ方、考え方もあろうかとは思います。

最初にも書きましたが、これはあくまでも僕個人の主観に基づいた意見ないしは感想(のようなもの)であり、そのゆるゆるとした内容に客観性などは 0.001 ミクロンもございません。
よって、誤字や脱字はもちろん、幼稚な部分、的外れな部分、阿呆な部分などがあったとしても、笑って許してやっていただければ、大変幸甚に存じます。

では日直の人。

起立。
気を付け。
礼。
「ありがとうございました!」
着席。


【引用元】 
「BABYMETALが“元洋楽少年”を熱狂させる理由【国内篇】」
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6163495

BABYMETAL 原点回帰 〜 3人はいつからすごかったのか 〜 原始的ななまめかしさの周辺等


【BABYMETAL 原点回帰 〜 3人はいつからすごかったのか 〜 原始的ななまめかしさの周辺等】

昨今、ベビメタ界隈の動きはすさまじい。
1日か2日でもちょっと目を離したすきに、とてつもなく物凄いことが起こっていたりする。
情弱の僕などは、すぐに浦島太郎状態に陥ってしまう。

世の中には、環境が人間を作るという言葉があるらしい。
まさにそのとおり。
世界各地の大舞台が、毎日のように3人を磨き上げている。
もはやあの3人の女子たちは堂々のスーパースターなのである。

だから。
お茶目なサングラス(らしきもの)をかけた姿ですら、もうカンロクなのである。
迫力なのである。
渋いのである。
3人をして“姐さん”と呼ばねばならない、義務が生ずる所以である。

んでもって。
このところ、輝きまくっている御三方である。

振り返ってみて。

「BABYMETAL は、一体いつからすごくなったのか?」

というシンプルな疑問。

僕がベビメタにのめり込み始めたのは、つい最近、昨年のことなので、自らの経験を通し全歴史を俯瞰した上で何かを言うことはできないが、特にそのようなプロセスを経なくても、既存の様々な情報のピースをかき集めることによって、比較的容易に見えて来る景色がある。

んで。

結論を先に言えば。

「最初っからすごかった」w

ということになろうか。

……。

まず“素材”からして並みではなかった。
3人のスーパースターな女子たちをして“素材”などと形容するのは失敬とは十分認識しつつも、やはりエンタメ業界たるもの人間がすべてなわけで、事業法人にいう原材料に相当する。

んで。
その“素材”が、実は十二分なクオリティを持った“人材”であったということ。
つまり、すうゆいもあが、生来、とてつもない才能、才覚に恵まれた存在であったということ。

これら名馬が、くしくも2010年当時、アミューズというプロダクションに在籍し、小林氏という伯楽の一顧を得たことによって重音部が形成され、一気にすべてが動き始め。

3人それぞれの存在自体が奇跡なら。
そのコンビネーションが作られたということも、さらにそれを上回る奇跡といえよう。

以降、3人をサポートするために。
エンタメ業界の各方面でトップクラスのエキスパートを取りそろえた強力なチームが結成され。
もともと天才的な素養を持っていた3人であり、またすでにそれなりのキャリアを持っていた3人ではあったが、まずは重音部、“チーム”の原石として強力に磨き上げられ始めたわけで。

この3人、才能に恵まれていながら、さらになお貪欲に学び続け、さらなお努力を一切惜しまないという、げに恐ろしき特性を持った存在なのであって、ベビメタが2015年の今、とんでもなくすごいことになっているのは、別に最近いきなり始まったことではなくて、結成された2010年の時点ですでにずば抜けて突出した存在であり、またそれ以降も確実かつ着実に経験を積み、たゆまなく成長し続けて来たがゆえなのである。

しかもその上である。
今でもなお安住することなく、進化し続けているという驚愕的事実。

北米や欧州など、今年のワールドツアーの映像を見ると、歌、踊りとも、3人のパフォーマンスはますます凄みを増しており、もはや僕にとっては YouTube 動画などを見ているだけで、背中がぞくぞくするほど魅惑的な存在となっている。

来たる日曜日、6月21日のライヴ@幕張メッセがかなり心配だ。
YouTube で見ているだけでもヤバいのに。
生で目の前であの3人を見たら。
卒倒するやもしれぬ。

かように、昨今のパフォーマンスがソフィスティケートされ、シャープになっている一方において。
少し昔の映像が、これまたとてつもなく素晴らしいのである。

例えば、今から3年前、2012年に録られた「いいね!」のライヴ映像。
ツインテールのすうと、ロングなポニーテールのゆいもあによるパフォーマンス。
今に比べるとまだまだかなり荒削りというか、明らかに今ほどのシャープさはないし、洗練されてもいない。

しかし。
一心不乱に歌い踊る3人の姿からは、何というか。

原始的ななまめかしさ。
のようなもの。

が伝わって来る。
うまく言えないが、イノセントであるがゆえの。
こちらの心に問答無用でぐさっと斬り込んで来るところの。

根源的なエネルギーというか。
怒涛のパワーというか。

すげ〜。

昨今、可愛さのみならず、美しさをも併せ持つようになり、少しく大人の表情が垣間見えるようになってきた姐さんたちではあるが、2012年当時ですでにかくも魅力的、あるいは蠱惑的ですらあったわけで。

このあたりはさらに時代をさかのぼり、2010年当時の映像を見ても同様のことがいえよう。

要するに。
そもそも、ベビメタはいつからすごくなったのかなどという僕の疑問自体が、根本的に今さら感が否めない愚問なわけで。
それでもなお、敢えてそれを考え、原点回帰を試みれば、すでに重音部の発足当初から、とてつもなくすごいポテンシャルを秘めていたということに気づかされる。

                  • -

そんなことをぼんやり考えていた週末であった。
僕の目に、音楽評論家のセンセが書いたという、ベビメタに関する記事が飛び込んで来た。
一介のファンのお方が書いたお気軽なブログエントリーではない。

超有名ポータルサイトのエンタメセクションに掲載されていた、れっきとした評論記事である。

いわく。

「あまりにもストイックすぎて、一分の隙もない<やらされてる感>の美学に到達しちゃったアイドルが現われた。そう、BABYMETALである」

「そんなBABYMETALがいま、<21世紀最大最強の瓢箪から駒>になりつつある」

「BABYMETAL最大の魅力は、「アイドルがヘヴィメタルを演る」という<茶番>を全身全霊賭して具現化している点にある。馬鹿馬鹿しければ馬鹿馬鹿しいほど、その完成度は高い」

ほう……。

姐さんたちのパフォーマンスが“茶番”であり、“馬鹿馬鹿しい”と。

なかなか元気の良い記事のようである。
センセの鼻息は荒そうだw

話を。
聞こうか。


(この項続く)

定期 UPDATE: 直近のチケット当落結果一覧


【定期 UPDATE: 直近のチケット当落結果一覧】

直近のチケット当落状況〜戦歴の定期更新である。
今回、新たに加えたのは、以下5物件:

結果は、上記すべて落選。

開催日時が将来の物件から順番に、詳細など。


8/21/2015 (Fri)

  • THE ONE - 限定 APOCRYPHA - THE BLACK MASS - II (黒ミサ2)

STUDIO COAST
TIME OPEN : 18:00/ START : 19:00
×落選


7/29/2015 (Wed)

  • THE ONE - 限定 APOCRYPHA - Only The FOX GOD Knows -

TSUTAYA O-EAST
TIME OPEN : 18:00/ START : 19:00
×落選


7/28/2015 (Tue)

  • THE ONE - 限定 APOCRYPHA - Only The FOX GOD Knows -

TSUTAYA O-EAST
TIME OPEN : 18:00/ START : 19:00
×落選


6/21/2015 (Sun)
BABYMETAL WORLD TOUR 2015 〜巨大天下一メタル武道会〜

  • THE ONE - 限定特別チケット先行

○当選(Aブロック、整理番号は1000番と2000番の中間。MOSH'SH PIT〜オールスタンディング、7,560円 消費税込)

豊洲落選の苦い経験を受け、“超”のチケットにはチャレンジせず。第一希望のみの“一点張り”。第二希望は無し。
※応募したのは2月27日20時すぎ、“注文番号”は 16000 番台の後半だった。決済はクレジットカードにしたが、当落発表当日午前0時過ぎ以降の引き落としなどはなく、事前確認はできず。


6/7/2015 (Sun)
さくら学院☆2015 〜転入生オリエンテーション〜』
【会場】Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
公演2 開場17:30 / 開演18:00
出演:白井沙樹山出愛子、岡田愛、岡崎百々子、日郄麻鈴、藤平華乃
【料金】前売 指定席 ¥3,900-(税込)
×落選

※応援団先行予約
※一般発売には応募せず、テレ朝動画ライヴ配信を視聴


6/7/2015 (Sun)
さくら学院☆2015 〜転入生オリエンテーション〜』
【会場】Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
公演1 開場13:30 / 開演14:00  
出演:磯野莉音大賀咲希倉島颯良黒澤美澪奈麻生真彩、吉田爽葉香
【料金】前売 指定席 ¥3,900-(税込)
×落選

※応援団先行予約
※一般発売には応募せず、テレ朝動画ライヴ配信を視聴


5/15/2015 (Fri)
BABYMETAL 世界最速プレミアム上映会
Blu-ray / DVD発売記念 「BABYMETAL BACK TO THE USA/UK TOUR 2014」から

  • 2014/11/8 at O2 Academy Brixton

○当選
※チケットぴあ先行抽選


5/6/2015 (Wed., Nat'l holiday)
さくら学院 2015年度 〜転入式〜』@恵比寿ザ・ガーデンホール
さくら学院応援団先行チケット 〜 チケットぴあ、先行抽選プレリザーブ
○当選
※3/29 の卒業式LVに続き、2回目のさくら学院イベントとなる。


4/23/2015 (Thu)
APOCRYPHA - THE BLACK MASS -」 - METALHEAD ONLY - (@ O-EAST
×落選

※いわゆる黒ミサ。競争率は10倍以上? ハコ自体が 1,300 人と小さく、最初からあきらめムードではあったが、とりあえず奇跡に賭けるも、あえなく落選。


4/3/2015 (Fri)
ギミチョコTシャツ緊急追加発売 via Asmart
×不戦敗
※メールは 12:00 着信ながら、気づいたのが 15:30 で、時すでに遅し。ギミチョコTシャツは、2014年の幕張で買い損ねた物件。公演から1週間後に数量限定で再販となったものの、アスマの早い者勝ちで競り負け、敗退。今回で三連敗となる。


3/29/2015 (Sun)
The Road to Graduation 2014 Final 〜さくら学院 2014年度 卒業〜
ライブビューイング @ バルト9(映画館)
○当選
※まあ、これはさほど『当選』というほどのものではなかったがw、応募した時点でかなりタイトだったようで、取れた席も前から2列目、B列であり、また当日は満席だったので、一応入れておいた。


1/10/2015 (Sat)
新春キツネ祭り @ 埼玉スーパーアリーナ
○当選(スタンド席)

※ギミチョコTシャツの早い者勝ちゲットに失敗したこと、またApocrypha-S @豊洲 PIT の落選などから運気が下がっていることを認識、スタンド席を第一希望にし、プレミアムチケットはもちろん、アリーナにも挑まずというスタンスを取った。


12/20/2014 (Mon)
Apocrypha S @ Toyosu Pit
×落選


9/20 (Sat)
WORLD TOUR 2014 Tシャツ等、数量限定販売@アスマート
ギミチョコTシャツ、早い者勝ちにトライ
×敗退


9/14 (Sun)
World Tour, Japan @ Makuhari Messe
○当選(スタンド3階席、Hブロック)


9/13 (Sat)
World Tour, Japan @ Makuhari Messe
○当選(アリーナ、Aブロック)


7/21 (Mon, Nat’l Holiday)
Apocrypha M @ O-EAST
○当選


7/21 (Mon, Nat’l Holiday)
Apocrypha Y @ O-EAST
×落選


7/8 (Tue)
Live Viewing (delayed) from London @ Shinjuku Piccaddilly
○当選


7/7 (Mon)
Live Viewing from The Forum in London @ Zepp Tokyo
○当選


6/23/2014 (Mon)
Apocrypha I @ O-EAST
○当選

海外のメイトさん・父兄さん 紹介 〜 メタル歴23年さん こと リー・カーター氏、その2

【海外のメイトさん・父兄さん 紹介 〜 メタル歴23年さん こと リー・カーター氏、その2】

海外メイトさん・父兄さん 紹介
Introducing a fan of BABYMETAL (meito-san) and Sakura Gakuin (fukei-san) in overseas

リー・カーター/ Lee David Carter
イギリス/ United Kingdom
Facebook: https://www.facebook.com/lee.carter.98892
Twitter: @magnacarter666

(Note: Original discussion between Lee and Ken in English follows after the Japanese translation. Scroll down, down, and down ↓ :-)


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前回の Part 1 に引き続き、今回は2回目、Part 2 です。
今回は個人的な好みやらアンチやら何やら、少々微妙というか、センシティヴな部分にも、敢えて踏み込んでみました。
なかなか興味深い回答、面白い回答が返ってきました。


けん(以下、K): この写真イイねえ……。ベビメタTシャツを着て、ベビメタのリストバンドをしたメタルヘッドが、ベビメタロゴのシールが貼ってあるPCを眺めながら、献血してる……。渋すぎるよ!
リー(以下、L): カッコイイだろ、ハハハ!

K: ああ、イイね。んじゃ、インタヴューの続き行こうか。ベビメタとさくら学院、それぞれお気に入りの曲が何か教えてくれる?
L: ベビメタで好きなのは『Catch Me If You Can』だね。何で好きなのかは自分でも良く分かんないけど、他の曲に比べた場合、特にあの曲では顔がほころんじゃう感じ。ダンスもすごく楽しいしさ。
さくら学院の曲を一つだけ選ぶのは難しいな。敢えて言うなら華(田口華)が在籍してたときのミニパティの『あちゃ!ちゃ!カリー』だね。大好きな曲だよ。

K: ベビメタとさくら学院、推しメンが誰かとか訊いても良いかな?(笑)
L: ベビメタはもう今までもこれからも、変わらずもあ(菊地最愛)だね。もあは、普段落ち着いていて、ごく普通に振る舞ってるけど、ときどきメンバーとじゃれあったりして、結構いたずら好きだったりする面を併せ持っているところがいい。
さくら学院なら華。ちょっと天然入ってるところがすごく可愛いんだな。

K: ちょっと微妙な質問行ってみようか(笑)。ベビメタにしてもさくら学院にしても、彼女たちはティーンエージャーだよね。これは世界共通だと思うんだけど、ああいうアイドルを好きだって言うと、ロリコンだのドルヲタだの何だのって批判する人が必ずいるよね。特にアンチに多いかな。そういう考え方をどう思う? もしそういう人のお相手をするとしたら、どう対処する?
L: ああ、そういう連中いるよねえ、わかるわかる。でも僕は単に笑い飛ばして終わりだね、視野の狭い哀れな奴らって感じかな(笑)。
とはいえ、まあ、相手にしてあげることもあるよ。そういうときに言い聞かせてやることは2つばかりある。
一つは、ベビメタやさくら学院の子たちは可愛いと思うけど、それは必ずしもセクシャルな部分で魅力的っていうわけではないってこと。例えば、自分の年下の姪(めい)を可愛いと思ったところで、それが即ロリコン趣味だってことにはならないよね。こんな話をすると、たいてい相手は黙ってくれるよ、ハハハ。
二つ目は、主に相手がメタルファンの場合なんだけど、特にRammsteinが好きだったりするといいね。君が Rammstein を好きだからといって、それすなわち即ゲイだとかちょっと普通とは違った性的嗜好が好きってわけじゃないだろって言ってやるんだ。それに対してまともな反論が返ってきたことはないよ(笑)。

K: ベビメタのライヴには今まで何回ぐらい行ったことある?
L: 3回。ソニスフィアとロンドンの The Forum、それから O2 Brixton Academy。

K: 君にとっては、どのライヴがベストだった?
L: どれも良かったけど、しいて言うなら Brixton Academy だね。色んなメイトさんたちに会えたし、僕がさくら学院の旗を振ってたらもあがこっちを見てニコってしてくれたし、ライヴがハネたあとのパーティはもう最高だった。

K: ベビメタのライヴで、もしこうだったらもっと良かったのにとか思う点はある?
L: ないね。僕にとって、ベビメタは最も洗練されていて、カッコ良くて、見ていて楽しいバンドであり続けるだろうね。

K: 僕が YouTube でベビメタのイギリス公演を初めて見たとき、オーディエンスが日本語で歌っていたことには、ホントびっくりしたよ。イギリス人にとって、日本語で歌うって、簡単なのかな?
L: 曲を事前に十分聴き込んでおけば、歌詞が何語であろうと歌うのは難しくないと思う。僕の場合、アニメやTVドラマで日本語には馴染みがあったし、勉強もしていたから、他の連中よりは歌うのが楽だったかもしれないね。

K: 来たる8月には、レディング&リーズのフェスにベビメタが出演するよね。色々情報を見てると、あそこにはベビメタのアンチも集まって来そうな気配がある。ベビメタに対するボトル投げとかブーイングを心配してるメイトさんたちが、僕も含めて少なからずいるんだけど、君としてはどう思う?
L: なるほど、そこは僕もちょっと心配ではある。ソニスフィアでは、良いパフォーマンスを見せたバンドには、分け隔てなくほとんどのメタルファンがしっかりリスペクトを示していたけど、レディング&リーズはオーディエンスがもっとバラエティに富んでいて根本的にソニスフィアとは雰囲気が違うからさ、確かに可能性としてはあるかもしれないな。僕は8月29日分のチケットとTシャツをつい最近買ったばかりなんだけど、まあ、万が一ベビメタに向かってボトルを投げるようなふざけた野郎がいたら、僕がそいつをブン投げてやるよ(笑)。

K: さくら学院のライヴやイベントには、今まで何回ぐらい行ったことがあるの?
L: 2回あるよ。今年3月、TSUTAYA O-EAST でのワンマンライブ「The Road to Graduation 2014 〜 Be ambitious, Memorial Summit 〜」、それから同じく3月にあった卒業式だね。両方とも最高だったよ。ミニパティを生で観れたことを思い出すと、未だに顔がほころんじゃうね(笑)。

K: どちらのライヴも良かったとは思うけど、敢えて言うなら、君にとってどっちがより印象的だった?
L: O-EAST かなあ。っていうのも、あそこにはピカチュウの着ぐるみを着て行ったんだけど、あのときのもあのリアクションは生涯忘れられない思い出なんだ。他の子たちも海外から来た客がいるってことで、ずいぶん喜んでくれてたみたいだし。

K: さくら学院のライヴで、もしこうだったらもっと良かったのにとか思う点はある?
L: 特にないな。彼女たちの年を考えれば、あのステージ度胸やプロ根性は本当に見上げたものだよ。

K: 今年の3月から4月にかけて日本に滞在してたとき、アヤミ(武藤彩未)とフェイス・トゥー・フェイスで会ったんだよね? 確かアルバム発売記念のフリーライヴだったと思うけど、どうだった? 彼女には何か伝えたのかな? 何かリアクションはあった?
L: あのときは感動したよ。彼女にはね、「君は素晴らしい。僕は大ファンなんだ」って伝えた。アヤミは僕のベビメタTシャツを見て、何とキツネサインでリアクションしてくれたんだ(笑)。ライヴも本当に楽しかったよ。

K: そういえば、確か卒業写真集のお渡し会で、華にもフェイス・トゥー・フェイスで会ってるよね。どうだった?
L: 死ぬかと思った(笑)。もう可愛すぎて鼻血が止まらないんじゃないかってね。彼女には僕がイギリスから来たってことと、華ちゃんがナンバー1で大好きなんだってことを伝えておいた。


K: それは良かったね(笑)。僕の記憶が正しければ、確か君は日本語の勉強を始めたんだよね。順調に進んでる?
L: うまくは行ってるんだけど、実は習っていた先生が引っ越しちゃってね(涙)。だから、今は先生から習っているわけじゃないんだけど、日本の友達と日本語でチャットしたりしながら、何とか独学で頑張ってる。友達が皆手助けしてくれるのは嬉しいね。

K: 近い将来、また日本に来る予定はある?
L: 来年早々には行きたいと思ってるんだ。まあ、それまでにカネが十分溜まってればの話だけど(笑)。

K: 日本では何をする予定なの?
L: できれば英語を教える仕事を持って、日本に住みたいと思ってる。ま、何にせよ、とにかく仕事して……、そうだな、何ならナイスな女性と出会って日本で家庭を持って日本で暮らすのも悪くないね。いかにもメタル野郎っぽくてカッコいいアイデアだろ、ハハハ!

K: うん、いかにもメタラーっぽいなあ(笑)。何か、長期的なヴィジョンみたいなものは持ってるの?
L: 僕の夢は、イギリスと日本との、文化的な架け橋になることなんだ。もちろんメタルとか音楽を通してね。イギリスのカッコイイ音楽を日本に紹介したり、その逆に日本の素晴らしい音楽をイギリスに紹介したり。究極的にはヨーロッパとアジア太平洋地域との文化的架け橋にもなれたらって思う。音楽に限らずヨーロッパの文化をアジアに紹介したり、その逆、アジアの文化をヨーロッパに紹介したりとかさ。

K: じゃ、最後に日本の友人たちに何かメッセージをもらえるかな。
L: 僕が今まで訪問した国の中でも、日本は断トツで一番、とても素晴らしい国だと思う。とても安全な国だし、友達は皆、僕をまるでファミリーのように歓迎してくれた。今年の3月から4月にかけて行ったときの思い出は忘れられないね。あのとき会った皆には、いくら感謝しても感謝しきれないくらいだよ。

<了>

※ メタルエイリアンTシャツを着ているのは筆者(けん)です。なぜキツネサインではなく、おかしなピースサインもどきをしているのかは不明ですが、まあ、恐らくは酔っ払っていたせいだと思われます。


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(Original discussion in English between Lee and Ken is shown below)

Introducing a fan of BABYMETAL and Sakura Gakuin in overseas

Lee David Carter
U.K.
Facebook: https://www.facebook.com/lee.carter.98892
Twitter: @magnacarter666

This is Part 2 of his interview continued from Part 1.
This time, I asked some questions that are somehow delicate or sensitive regarding e.g. his personal preference, haters, and etc.
I got interesting answers :-)

(Part 2)

Ken: This pic is awesome ....! A metalhead with BM wrist band and in BM T-shirt donates blood while looking at a PC with the seals of BM logo.
Lee: Cool, huh ? lol

Ken: Yep. OK, now back to interview, which songs of BM and SG are your favorites ?
Lee: My favorite Babymetal song is Catch Me If You Can :-) I do not really know why it just makes me smile the most out of all the songs and the dance is fun as well.
My favorite SG song is toughl but I would have to say Hana and Mini Pati Acha Cha. I like it a lot.

Ken: May I ask who in BM and SG are your favorites and why ? (laughter)
Lee: well babymetal it has always been moa and always will but in SG Hanna. i like moa because she has a playful side and like messing around and is pretty chilled out most of the time. and hana because she is a little ditzy and i find that really cute

Ken: This is a bit "sensitive" queation (laughter). Because BM and SG are teenage girls, some in general public in any country tend to criticize that we BM/SG fans are pedos. Haters tend to do so as well. What do you think of them or their viewpoint and how do you deal with them when necessary ?
Lee: i know people do call us fans pedos and i just laugh it off. a lot of people are closed minded fools (laughter). I tend to use 2 different arguments 1, i say i find them cute not sexualy attractive if you find your baby nephew cute does that make you a pedo and they tend to shut up lol and my 2nd argument is aimed at metalheads who like rammstein i say to them as ou like rammstien does that mean you like gay sodomy and bdsm and they have no answer for that question (laughter).

Ken: How many times have you been to BM concerts so far ?
Lee:i have seen babymetal 3 times 1st at sonisphere then london forum then brixton accadamy

Ken: Which concert was best for you and why ?
Lee: I would have to say brixton accadamy because i made a lot of new friends the look on moas face when she saw me waving my sakura gakuin flag and the after party was just epic

Ken: In their shows, was there anything which you think should be improved from your standpoint ?
Lee: Nope i still maintain they are the most polished ,tight and entertaining band i have ever seen

Ken: When I saw the YouTube videos of BM shows in UK for the first time, I was surprised that the audience in UK sang the songs in Japanese. Is it easy for you guys British to sing in Japanese ?
Lee: If you listen to a song enough you can sing along to in no matter what language it is sang in as i have heard the japanese language in animes and dramas and studying it i probably found it more easy than most other people

Ken: BM will perform at Reading & Leeds Festivals in late August. Some of local BM fans here including myself are worrying a bit about bottling and booing there, since some BM haters would be hanging around there. What do you think ?
Lee: well i too have been worrying about that sonisphere at least metalheads mostly show some form of respect to most bands who put on a good show but reading and leeds are totally different and diverse crowds so it is a possibility but i have just ordered my ticket for saturday and the tee so if i see anyone throw a bottle i will just throw them grin emoticon

Ken: How many times have you been to SG concerts and events so far ?
Lee: I have seen SG twice once at O-east and i also went to their graduation both times was just great i am still smiling at the fact i saw mini pati grin emoticon grin emoticon

Ken: I guess both concerts were awesome, but if you would dare choose either one, which concert was more impressive for you and why ?
Lee: the concert at O-east i decided to dress up as pikachu and the reaction i got from moa will stay with me for life and the other girls all seemed really happy that there was a man from england at the show

Ken: In their shows, was there anything which you think should be improved from your standpoint ?
Lee: Not really for their age there stage presence and professionalism for their age is remarkable

Ken: When you were in Japan in March and April this year, you met Ayami face-to-face at her free concert for album release. How was that and what did you say to her and how was her reaction ?
Lee: I was brilliant when she saw my babymetal t shirt she gave me the kitsune sign grin emoticon and i said you are great and i am a big fan and i really enjoyed the show

Ken: You also met Hana f2f at the event for graduation photobook. How was that and what did you say to her and how was her reaction ?
Lee: I almost died of a nose bleed from her cuteness ( laughs ) i said i am from the uk and hana chan is number 1 daisuki.

Ken: Wow, that's cool, congratulations (laughs). If I remember correctly, you started studying Japanese some time ago. How is it going lately ?
Lee: It is going ok though my japanese teacher has moved away cry emoticon so i no longer have lessons so i am trying to teach myself chatting with my friends in japan has been helping me a lot smile emoticon

Ken: Do you have a plan to revisit Japan in the near future ?
Lee: Yes, I am planning of being there early next year if i can save the money lol

Ken: What are you going to do in Japan then ?
Lee: My objective is to live and work in japan preferably to teach english. Work will be my main objective, and, then, it's not bad to meet a nice young lady and settle down in japan and have a family ( how metal is that) lol

Ken: That's really metal and cool idea (laughter). Is there any sort of long-term vision with you ?
Lee: One of my dreams is to be a cultural bridge between UK and Japan via heavy metal and music in general. Want to introduce cool music in UK to Japan, and bring awesome Japanese music to UK. Ultimately, I want to be a cultural bridge between Europe and Asia Pacific. Introducing European culture to Asia Pacific and vise versa.

Ken: As a closing, could you give a message to your friends in Japan ?
Lee: Japan is by far the nicest place i have ever had the pleasure of visiting i have never felt more safe,welcome and respected anywhere other than my family home and i can not thank the people i met for making my visit the most memorable and enjoyable time i have ever had in my life


(Note: The guy in Metal Alien tee is myself. I don't remember why I was showing strange peace sign instead of fox sign. Probably I was much too drunk)

///// End of Text /////

海外のメイトさん & 父兄さん 紹介 〜 メタル歴23年さん こと リー・カーター氏、その1

海外メイトさん・父兄さん 紹介
Introducing a fan of BABYMETAL (meito-san) and Sakura Gakuin (fukei-san) in overseas

リー・カーター/ Lee David Carter
イギリス/ United Kingdom
Facebook: https://www.facebook.com/lee.carter.98892
Twitter: @magnacarter666

(Note: Original discussion between Lee and Ken in English follows after the Japanese translation. Scroll down, down, and down ↓ :-)

今回は、僕の友人の一人で、イギリスに住むベビメタメイトでありさくら学院父兄でもある『メタル歴23年』氏ことリー・カーター(Lee David Carter, Mr.)を紹介してみたい。
リーとフェイスブックで知り合ったのは、昨年秋、ベビメタが O2 Brixton Academy で公演する前のことだった。
リーは、昨年12月に放送された、NHKテレビのベビメタを扱ったドキュメンタリー番組内でインタヴューされたこともあり、日本のメイトさんや父兄さんの間でも“メタル歴23年さん”として、比較的良く知られているものと思われる。すでに2015年ゆえ、“24年さん”と呼ぶべきなのかもしれないが(笑)。

リーは、今年3月から4月にかけて日本に滞在していた。もちろんベビメタやさくら学院のライヴやイベントに参加するためであるが、日本のメイトさんや父兄さんたちに会うことも目的の一つだった。
かくいう僕も2回ほど会い、六本木のロッククラブや新宿のロックバー、表参道のタワーカフェ、はたまた新宿大ガード交差点の大戸屋(笑)などに行ったりしたものだ。

話を聞いていると、海外のメイトさん、父兄さんが、どのようなプロセスでベビーメタルやさくら学院のファンになって行ったのか、その一例が垣間見えたような気がした。とはいえ、実は日本のメイトさんや父兄さんたちともあまり変わらない部分もあったりして、それはそれで、なかなかに興味深いのであった。

では、早速、始めてみよう。

けん(以下、K):リー、さっそくだけど、出身地はどこだっけ?
リー(以下、L):生まれたのはイギリス南部。ドーセット州にある海岸の町、ウェイマスってところ。

K:ビーチリゾートして有名みたいだけど、具体的にはどんなとこなの?
L:いろいろと歴史のある町なんだ、海賊だとか密輸だとかも含めてね(笑)。14世紀にヨーロッパで大流行した黒死病(ペスト)がイギリスに入ってきたのだって、ウェイマスに入港した船からだったんだよ。
音楽はものすごく盛んでね、パブだとかナイトクラブでは曜日を問わず毎晩のようにあちこちでライヴやってる。バンドだとか個人のアーティストだとか、とにかくいろんな連中がやってるよ。祝祭日が重なる週末にはちょっとしたフェスティヴァルがあったりもするし。

K:メタルバンドもいるの?
L:たくさんいるよ。Guns N' Roses, Alice Cooper, AC/DC なんかのカヴァー演ってるバンドもあるし、もちろんオリジナルを演ってるバンドもいる。
“Bull Riff Stampede”ってバンドは僕のお気に入りでね、メンバーとは友達なんだ。いわゆるオールドスクール系のスラッシュメタルサウンドがイイんだな。
“Silly Band !”もすごく面白いよ。ライヴでは、80年代に流行ったスペースホッパーっていう、空気で膨らましたデカいゴムボールみたいなものを観客に向かって投げ込むんだ。人間が上に乗ってジャンプするおもちゃさ。観客のいるエリアにはウォールオブデスまで出来るんだからね。とにかく飛んだり跳ねたりする連中だとか、ブッ飛んだ酔っ払いだとかで会場が一杯になる。
この2つのバンド、すごくイイから YouTube でチェックしてみてほしいな。

K:去年、NHKのインタヴューでは「メタル歴23年」って言ってたよね。てことは、今年でメタルファンとして、あるいは音楽好きとして24年目になるわけだけど、今までどんな音楽を聴いて来たの?
L:オヤジが音楽好きでね、Alice Cooper, Deep Purple, Black Sabbath, Kiss, T Rex, Dire Straights, Led Zeppelin なんかを良く聴いてたから、まずはそのあたりから入ったんだ。
ティーンエージャーになってから、僕はスケートボードを始めたんだけど、その頃からは Iron Maiden, Motley Crue, Megadeth, Rage Against the Machine, Korn, Green Day, Sponge なんかを聴き始めた。
16才になってからは Finns っていうパブに通うようになってね、ヘビメタ好きやバイク好きが集まるバーだよ。ジュークボックスなんかも置いてあった。そこでは色んなバンドに紹介してもらったよ、Morbid Angel, Nine Inch Nails, Sepultura とかね。それ以来、僕は音楽のみならず、ビリヤードやダーツをやりながら酒を楽しむようにもなったんだ。


K:ベビメタやさくら学院以外だと、どんなバンドやアーティストが好きなの? 
L:僕のお気に入りは、Rhapsody of Fire, Iron Maiden, Aldious, Galneryus, Sabaton, Nekrogoblikon, Slayer, Megadeth、その他諸々、尽きないね。

K:こんなことを音楽好きに訊くのは愚問だって人もいるんだけどね(笑)、それを十分理解しつつ、敢えて訊くんだけど、好きなバンドとかアーティストをひとつだけ挙げることはできる? もしできるならそれが誰で、何で好きなのかも教えてくれるかな。
L:自分の好みに素直になった上で、パッと思いつくのは Rhapsody of Fire だね。実は、酒を飲みすぎていた時期があってね、少し断たなきゃっていうときに彼らの音楽はすごく力になったし、その意味でとても大切な作品でもあった。自分が酒の誘惑と戦えるって思えたし、実際に打ち勝つだけの力を与えてくれたんだ。

K:さっき、オヤジさんの話が出ていたけど、やっぱり君の音楽の好みは誰かに影響を受けたって思う? 例えば、家族とか友達とか。
L:うん、やっぱりオヤジだね、ヘヴィな音楽を好むようになったのもそうだから。
その後はスケボーをやるようになって、仲間と互いに好きな音楽をシェアすることによって影響し合っていたと思う。さっき言った、Finns っていうバーでは自分の観たコンサートの話とか、好きなバンドの話を良くしてたもんだよ。僕の音楽の好みは、そんな中で育って来たって感じかな。

K:携帯音楽プレイヤーとかケータイについ最近入れた音楽ってどんなの?
L:さくら学院武藤彩未、ベビメタをケータイとPCに入れたよ。でもね、さっき言ったバンドやアーティストの曲はもう全部網羅されているし、それだけじゃなくて、それこそヴィヴァルディから久石譲Children of Bodom、Nile(エジプトのブラックメタルバンド)まで、あるいは Anamanaguchi、Powerglove(アニメやゲーム音楽のメタル系カヴァーバンド)から、果ては1952年から2004年までのナンバー1ヒットシングルまで、とにかく色々入ってるんだ。

K:歌うのは好き? それとも、たまにカラオケでたしなむ程度って感じ?
L:歌は好きだね。いつも歌ってるよ。仕事中、ビデオゲームやってるときとかさ。アニメソングに合わせて歌うのも好きだし。

K:何か楽器はやる?
L:ギターとドラムをやってたことがあるんだけど、両方とも盗まれちゃってね、ちょうどその頃から仕事が忙しくなってたこともあって時間が取れず、結局再開はしないまま今に至るって感じ。

K:さっきアニメの話が出たけど、音楽以外で何か日本文化とかかわりはある?
L:アニメは若いころからもう超が付くほど大好きだよ。“ドラゴンボールZ”、“星方武俠アウトロースター”(Outlaw Star)、“北斗の拳”(Fist of the North Star)とかね。
日本のドラマも好きだ。友達の家で良く見てたのは、1998年の“GTO”とかね。あれを見て以来、ハマってさ、“ごくせん”、“1リットルの涙”、“ハンマーセッション!”とか、色々見てたな。

K:ベビーメタルにはどんな感じで“遭遇”したの?
L:YouTube で、X Japan とか Aldious, Galneryus, Destrose, Maximum the Hormon, Galmet なんかのジャパメタを聴いてたときに、関連動画として上がってきたのがベビメタのギミチョコだった。
最初あの曲を聴いたときにはちょっと戸惑ったけど、すぐに笑顔に変わったよ。それから“Catch Me if You Can”を聞いたりして、以降はもう一気にハマって行ったんだ。

K:君を惹きつけたのは何だったと思う?
L:それまでは見たことも聴いたこともないような音楽だったってこと、そして欧米の音楽がありきたりであまり新鮮味を感じなくなって来ていたこと、この2つだね。聴いた曲すべてが素晴らしくて僕をハッピーな気持ちにさせてくれたし、顔も自然とほころんだ。

K:君がベビーメタルのファンだってことを家族や友達が知ったとき、彼らから何か特別なリアクションはあった?
L:うちの家族は、僕が何を聴こうとも常に支持してくれていたし、僕の好みを尊重してくれていた。それに対して友達の中には僕をからかう奴もいたけど、基本的には尊重してくれてたよ。まあ、それぞれの好みに関しては、友達同士で冷かし合うようなことは頻繁にあったよ。

K:ベビメタの3人がさくら学院の卒業生だったり生徒だったりしたから、さくら学院にもすぐに出会ったんじゃないかと思うんだけど、第一印象はどんな感じだった?
L:アニメソングをはじめとして、日本の音楽はずっと好きだったからさ、初めてさくら学院の動画を見て音楽を聴いたときには、自分の中にあったストレスだとか怒りだとかスーッと消えてね、何だかハッピーな気持ちになって自然と笑顔になっていたんだ。僕の気持ちをあんな風に変えてしまうアーティストはほとんどいなかった。それに何よりもメンバーは皆とっても可愛かったし、純粋無垢な感じで、そこがまた昨今の欧米の音楽事情と違うところではあったね。

K:さくら学院の、どんなところがイイって思ったのか、もうちょっと詳しく教えてくれる?
L:繰り返しになるけど、とにかく僕をハッピーな気持ちにさせてくれたところだね。それに彼女たちのとても真剣で一生懸命なところ、それでいてとても謙虚で周囲に対して感謝の気持ちを忘れないところは素晴らしいと思う。あんなに若くして、プロフェッショナルに徹しているところはすごく魅力的だし驚きでもある。

K:ベビーメタルは文字どおりメタルな音楽をやっているけど、さくら学院は典型的な女子アイドルグループっていうか、甘くてファンシーな曲を歌ったりしているよね。特に何の抵抗もなく受け容れることはできた?
L:特に抵抗はなかったよ。その音楽が僕を笑顔にしてくれて、聴いていて楽しければ、それでいいんだ。ジャンルがどうのとか、歌い手が誰かなんてことは関係ないね。

K:君の友達の中には、本物のメタラーっていうのかな、ダイハードでハードコアなメタル野郎がいると思うんだけど、彼らの中でベビメタやさくら学院のファンになった人はいる?
L:大体の連中は、最初のうち、聴きもしないで酷評してるね。でも神バンドをバックに従えてのライヴパフォーマンスを見せてやると、すごいって思うみたいだね。何人かは好きになったけど、特にまだ超の付くファンになったってわけではないかな。
もちろん、アニメとかコスプレとか、日本文化が好きな連中は皆ベビメタやさくら学院が大好きだね。

(以下、その2へ続く)

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(Original discussion in English between Lee and Ken is shown below)

Introducing a fan of BABYMETAL and Sakura Gakuin in overseas

Lee David Carter
U.K.
Facebook: https://www.facebook.com/lee.carter.98892
Twitter: @magnacarter666

Today, I would like to introduce one of my friends, Mr. Lee Carter, also known as "Mr. 23 years of metal career", who is a big fan of BM/SG, living in the UK.
I got to know Lee via FB last fall right before the BM's gig at O2 Brixton Academy.
He is well-known among BM/SG fans in Japan, as he was interviewed in the documentary program of BM on NHK TV in December last year as a guy who had a metal career over 23 years. Because of that, his nickname in Japan is "Metaru-reki 23 nen-san"(メタル歴23年さん), which means "Mr. 23 years of metal career". It's 2015 now, so he may have to be called "Mr. 24 years" though :-)
He visited Japan in March - April this year to go to BM/SG-related concerts and events, and also to see BM mates and SG fukei-sans in Japan. I also met him a couple of times and went to rock club in Roppongi, rock bars in Shinjuku, Tower Cafe in Omote Sando, Ootoya in Shinjuku (laughter), etc.

It's a very good opportunity for me to get to know the process how non-Japanese person got really into BM & SG and became meito-san & fukei-san. On the other hand, there are the things that are quite common between non-Japanese and Japanese in the process, which interested me a lot as well.

Okay, let's start ...

Ken: Lee, where are you originally from ?
Lee: I am from a town called Weymouth which is a seaside town in the county of Dorset on the south coast of the uk

Ken: I guess it's famous as beach resort. Briefly tell us something about your hometown.
Lee: My town has a lot of history involving piracy smuggling and even the black death came to the uk on a ship that came into weymouth harbor. It also has a massive live music scene nearly every pub/nightclub has some form of live band/artist or singer play every night of the week there is also a small music festival held on bank holiday weekends

Ken: Any metal band there in your town ?
Lee: There are lots of metal bands in my town a lot do covers of GnR alice cooper AC/DC ect but there are also bands that do their own thing. Bull Riff Stampede are one of my favorite and they are also friends of mine they have an old school thrash sound and another band i like are Silly Band they are more about having fun where we have space hopper mosh pits and other silly drunken escapades - I mean they throw loads of space hoppers out to the crowd and then they have a wall of death on them and they have inflatable toys ball pits and other fun silly stuff.
Check them both out on youtube.

Ken: You mentioned in TV show that you had a metal career over the past 23 years as of last year, which means it's the 24th year for you as a metal fan or music lover in general. Can you just briefly tell us about your musical background ?
Lee: Well it all started when my dad would listen to alice cooper, deep purple, black sabbath, Kiss,Trex, Dire straights and Led Zeppelin. Then when i became a teenager i started skate boarding and got into bands like Iron Maiden,Motle crew,megadeath, rage against the machine korn greenday sponge. Then when i turned 16 i started going to a pub called Finns which is a heavy meta/biker bar and the dukebox and i was introduced to a lot of other bands like morbid angel,nine inch nails, Sepultura ect and i have been drinking playing pool and darts in that pub ever since.

Ken: Who are your favorite bands and artists other than BM/SG ?
Lee: Personally my favorite bands are rhapsody of fire, iron maiden, aldious, galneryus, sabaton, nekrogoblikon, slayer, megadeath the list is endless

Ken: Some may say this is a stupid question to ask a music fan (laughter), but is it possible for you to name only one band/artist as your most favorite ? If yes, pls tell us who it is and why.
Lee: If i am honest i would have to say rhapsody of fire because when i was suffering from drink addiction when i was giving it up their music was so powerful and epic it made me feel like i could battle through and it gave me the power to overcome my problem

Ken: You mentioned something about your dad. Do you think your musical preference was influenced by somebody in particular, I mean, by your family member (for example your dad) or friends or whoever ?
Lee: Well my dad started me off liking heavy music and then when i started skating with my frinds we used to share the music we like with each other and then at finns the bar i drank in we would always talk about shows we have been to bands we like ect and it has been growing ever since

Ken: Can you tell me the titles and artist names of 4 - 5 songs which you added to the play list of your portable music player (or cell phone) lately ?
Lee: lately i have just put the sakura gakuin ayami and babymetal metal on my phone and laptop as i have the discography of nearly every band i have mentioned and more i have all styles of music from vivaldi and joe hiasashi to children of bodom and Nile (Egyptian black metal band) from anamanaguchi and Powerglove (the band that plays heavy metal covers of cartoon and game intros) to every single number 1 hit from 1952 to 2004.

Ken: Do you sing ? Or just karaoke only ?
Lee: I sing all the time when i am at work playing video games and i like singing along to anime intros.

Ken: Do you play any musical instruments ?
Lee: i used to play the guitar and drums but stopped playing because they got stolen and then i got busy with working and never really had the time to get back into it

Ken: Any other relationships than music with Japan's culture for example anime and stuff ?
Lee: I am a massive fan of anime and i have been since i was a young lad it started with dragonball z outlaw star and fist of the north star and i have been watching them ever since then when i was round a friends house we sat down and watched GTO in 1998 and i have been watching J dramas ever since like gokusen 1 liter of tears hammer session ect

Ken: How did you "encounter" BABYMETAL for the first time ?
Lee; i was on youtube listening to japanese metal like X japan aldious galnerious dest rose maximum the hormone galmet ect and then babymetal came on the related section and i heard gimme coco was a little confused at first but was smiling like mad then i listen to catch me if you can and since then i have been hooked

Ken: Especially what attracted you ?
Lee: The fact that i have never seen or heard anything like that before and as i had found western music to become stale and repetitive it was great and every song i listened too just made me smile and feel happy inside

Ken: When your family members and friends got to know that you're a BM fan, was there any particular reaction from them ?
Lee: My family have always been supportive and respected what ever i was into and they have always supported me. my friends on the other hand they took the piss out of me for it but they still respect me and what i like we just like giving each other banter.

Ken: Soon after BM, I guess you automatically met Sakura Gakuin as all the members of BM were the ones of SG originally. What was the first impression of SG ?
Lee: Well i have always had a soft spot for j pop from the anime intros and when i saw the videos of SG and heard the music all my stress and anger just vanished and i found myself smiling and feeling happy inside very few artists have ever made me feel like that and they are all mega cute and innocent unlike a lot of the western music these days

Ken: Why SG attracted you ?
Lee: again because their music makes me happy but their attitude and dedication to working hard and staying so humble and thankful at the same time and at such a young age i find it both admirable and surprising that they have achieved such professionalism at such a young age

Ken: BM is really metal, but SG is kind of a typical female idol group that sings sweet and fancy songs. Was it easy for you to accept/ embrace them ? Or any obstacle which you had to overcome ?
Lee: not really if music makes me smile and i enjoy listening to it i do not see the problem in genre or who sings it.

Ken: I guess you have quite a few friends who are real and genuine and die-hard and hard-core metalheads. Is there anybody among them who became a big fan of BM or SG or both ?
Lee: A lot of them did not give the the time of day at first and slated them but when i showed them the videos with the live band and their live performance they started showing respect to them and a few now like them but i wouldn't say hard core fans. a lot of my friends who like anime and cosplay and the japanese culture in general love babymetal and sakura gakuin

悪女ふうの水野さん。 菊地さんの変化。 中元さんの事業拡大


◇ 何やら悪女ふうの水野さん。

昨晩、ネットで遭遇した写真。

何気にオラオラ系入ってるか。
腕相撲したらかなりの確率で負けそうw

それにしても、ちょっと見たことのない感じ。

格好といい。
表情といい。
雰囲気といい。
全部。
イイ。

ぷにぷにほっぺにキュッと上がった口角。
少しく妖艶な笑み。
そこはかとなく美しいバディライン。
華麗に乱れた伝説の黒髪。
気になる視線。

水野さん、綺麗。




◇ 菊地さんの変化

ベビメタメイトさんなら。
あるいはさくら学院父兄さんなら。
すでに先刻お気づきのことと思うが。

そうそう。
その件である。

他ならぬ、最近、もあさんに若干の“変化”が見られる、あの件である。

メキシコ公演以降の写真に、特に著しいような気がする。
年頃なのであるから、当然といえば当然なのである。

しかしである。

おっさんにはよろしくないのである。
ドキッとしてしまうのである。
心の臓(しんのぞう。江戸式)によろしくないのである。
思わず反射的に、PCのディスプレイから目を逸らしてしまうではないか。

とはいえ。
それでも。
やはり。

恐る恐る。
見る。

あ〜。
やっぱりだ。

要するに……。
ヤメタ。

具体的には……。
ん〜。

甘食
あぬな〜。

人間は成長する。
菊地さんも成長する。

おっさんも成長したい。



◇ 中元さんの事業拡大案

公演によって若干の差は見られるものの。
今年のワールドツアーにおいては、SU-METAL の歌唱力にさらに磨きがかかっているようだ。

すでに去年の時点でカリスマティックなシンガーとしての萌芽は垣間見えていたが、今年はさらにすごいことになっている模様。

紅月や悪夢を歌っているときなど、まさに女王様、女神のド貫禄とド迫力である。
あまりのオーラに、思わず合掌したくなるワタシ。

んで、ふと考えたりする。

事業拡大、いかがっすか?

いや、別に、ベビメタの活動は引き続き今のレベルで継続してですね。

あえて『動』の SU-METAL ではなく。
あえて『静』の中元すず香として。

ガラリと趣向を変え。

あの歌唱力で、圧倒的に正統派な曲、思いっきりスタンダード的な曲を歌ってみては。

パールピンクのドレスか何かに身を包み。

例えば。

あ、笑われちゃったようで。
あ〜、そんなに爆笑しなくても……。

僕は至って正気ですw

メタルバンドのリードシンガー、SU-METAL としてあれだけの力量を持っている人が。
これら“超”の付く名曲、決して廃れることなく、たくましく時代を生き抜いてきた名曲を、歌手、中元すず香として、どう歌いこなすのか。

ぜひとも聴いてみたい。

なるべくならできるだけ狭いハコで。
目黒のブルースアレイジャパンあたりが良いか。

ブルーノート東京
さもなきゃ、ビルボード東京でも良いかも。

「ベビメタ大量消費時代」から「ベビメタ黄金時代」へ 〜 タイトなスケジュール 〜 次回インタヴュー等


◇ 「ベビメタ大量消費時代」から「ベビメタ黄金時代」へ 〜 過渡期としての現在。

BABYMETAL WORLD TOUR 2015。
メキシコ公演以来、ネット上にはベビメタに関する情報が溢れかえっている。
今、こんな作文を書いている間にも、北米から欧州から、途切れることなく、次々と映像や画像や音源や文章が発信され続けているようで。
その情報量たるや、ベビメタの歴史上でも最高レベルに達しつつあるのは確実でありましょう。

色んな人たちがベビメタのライヴに足を運び、ベビメタについて語り合う。
まさに世界の人々がベビメタに夢中になりつつある兆候であり、メタル界においては実に画期的かつ革命的な出来事なのである。
ベビメタメイトの端くれとしては、大変に喜ばしいことであり、心から嬉しく思う次第である。

足元を見れば、日経平均が2万円台を回復しているではないか。
マーケットがにぎやかなわけだ。

もちろんこれも間違いなくベビメタ効果であろう。
ベビメタが日本経済にも貢献するようになろうとは。
つい目頭が熱くなってしまう。
うっ。
うるうる。


しかしだ。
実を言うと、気がかりな点もある。

かような大量消費時代に入ると、量ばかりではなく、消費のスピードにも一気にブーストがかかる。
つまり、物凄いスピードでベビメタが消費されて行くわけで。

消費されて行くということは、ベビメタが“減価償却”されて行くということにもなり兼ねないわけで、ややもするとベビメタの価値が勢い削り取られてしまう悪寒。

あるいは。

世界の人々が、我も我もとヒートアップし殺到するプロセスにおいては、バブル(のようなもの)が形成されるリスクもありそう。

「良くわかんないけど、BABYMETAL っていうバンドがすごいらしい、バスに乗り遅れるな、オレも僕もアタイも私も」

“バブルの形成”には色々な定義があるらしいが、要するに本来の価値以上の価値が認識されたり、過大評価されることを言うらしい。

例えば、日本の80年代、バブル形成時には、本来なら1坪100万円の土地が、何故かマーケットがオーバーヒートし、需要が供給を大幅に上回ることによって1000万円の価値があると思いこまれ、その土地が本来持っている価値以上の価格で取引されるみたいな状況だったとのこと。

んでもって、ある日。
ある時。
ある人が声を上げる。

「何かおかしくね、この値段?」

その一言で、ヒートアップしていたマーケット参加者の皆さんが一斉にクールダウン、本来の価値に気付き始め、売りが殺到、一気に相場が崩れる。
これがいわゆるバブル崩壊の一例ってことらしい。
市場価格が、本来の価値に基づいた価格に戻る過程でもあるわけだから、ある意味、健全なのかもしれないけど。

とまれ、お勉強になりますた。

ベビメタのプロダクションチームには、各方面の一流の人材が投入されているがゆえ、ベビメタがいともたやすく償却されてしまうとは考えにくい。
あるいはバブリーに過大評価されているとも考えにくい。
マネジメントチームにも切れ者が揃っているようだし。

つまり、たとえ大量消費時代に突入したとしても、ベビメタの化けの皮がはがれるということはなく、それはなぜかと言えば、そもそもベビメタには化けの皮なるシロモノは存在せず、表層からコアに至るまですべてが本物の皮で仕上げられており、ただ単に本来の価値にふさわしい形で評価されているだけなのであるという。

よって減価償却だとか、はたまたバブルの形成、ましてやバブルの崩壊だとかはあり得なく、世界中多くの人たちから需要を見込まれ大量に消費されたとしても、飽きられて「なぁ〜んだ」などとポイ捨てされることはない。

先のアナロジーの延長で考えるなら、100万円が1000万円とオーバーバリューされているのではなく、本来1000万円の価値を持っている対象が1000万円で (at par value) 正しく認識されているだけなのだから、みたいな。

いや、むしろ場合によっては、未だアンダーバリューされていることだってあるかもしれない。
cf. アンチ御一行さま(haters !)w

世界的な規模で大量消費時代に入ったと思われるベビメタではあるが、その量と速度に十分持ち堪えるだけの力量を、あの3人が有しているということ。
ベビメタの価値は盤石であるということ。
失速はあり得ないということ。
そしてこれからも、単なるアイドルではなく、本物のアーティストとして順調に拡大再生産を続けるであろうということ。

これらは間違いなく、つまり。

今に見られる「ベビメタ大量消費時代」は。
やがて極めて近い将来に。

ベビメタ黄金時代」へと移行して行くのである。

そう確信する。

6.21 幕張がド派手になりそうな予感。

同時代に生きる、メイトの“末端構成員・見習い・心得”の僕としては、ベビメタ黄金時代の到来に備えて自らを鍛えねばならないようだ。

そうだ、スポーツクラブ行こう。


◇ それにしても、今まさに進行中の欧州行脚のスケジュールといったら。

5/29、独
5/30、独
6/1、仏
6/2、瑞
6/5、伊
6/6、墺

この超ハードさである。
時差もあるし。
ライヴの合間あいまには、取材だとかフォトセッションだとかもあるだろうし。
もちろん、スタッフさんたちにとっては、膨大なる荷物を持っての移動も相当な負担だろう。
さしずめ民族大移動?
3人はもちろん、神バンド、スタッフの皆さんには何としても頑張ってもらいたいところ。

そういえば。

今回のツアー中の写真で、YUIMETAL の目の下にかな〜り目立つ熊さんがいたような気がしたのだが……。
あれは僕の目の錯覚っすよね〜、トーゼン?(棒読み)

とんでもないタイトスケジュールでありますがゆえ、ロードマネジャー様におかれましては、3人や神バンドなど、演者の皆さんがしっかりとした休養が取れるような態勢を確保してくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。



◇ 先般、マイク・ジアニーノ氏で始まったインタヴュー・シリーズ。
今週はその2回目、かのメタル歴23年氏ことリー・カーター氏を。
すでに英文は上がっており、これから邦文に直し、今週中にはパート1&2の2部に分けてポストする予定。
難しい話はしなかったけど、何気にいろいろ面白かった。