されどロックな日々 - ANNEX

「されどロックな日々」、別館 (ANNEX) でございます (^^)

さくら学院の衝撃


さっきツイッターでもつぶやいたのだが、昨日のさくら学院に多大なる衝撃を受けた。
「多大なる」などという生易しいものではなく、「無限大の」あるいは「破壊的な」とでも言うべきか。

昨日から今日にかけては、トータル2時間も寝ていない。
でも、全然眠くない。
未だにジワジワ来ているのである。


『The Road to Graduation 2014 Final 〜さくら学院 2014年度 卒業〜』


バルト9の前列2番目から大スクリーンで観た、さくら学院のライブビューイング。
僕にとっては、初めて目にしたさくら学院のライブ。

ゆいもあのラストだからということで、とりま一応みたいな感じで買ったチケットだった。

もちろんさくら学院のことは1年以上も前から知っていたし、ベビメタの3人を輩出した母体ということでそれなりのリスペクトはしてきたし、YouTube なんかでもバラエティや年度末テストの動画はお気に入りだった。

ただ、音楽にはほとんど注意を払ってこなかったことは事実。

・ハイピッチなヴォーカル
・ファンシィな曲
・シュガリィな歌詞
・スィートな振付け
・女子高生風のコスチューム

これらを見聞きするのが、何というかこそばゆいというか気恥ずかしいというか、まあ女子たちが悪いのではなく、僕の許容度に問題があったわけなのだが、さくら学院の音楽は、事実上、僕の興味の範疇の外に位置して来た。

よって、ライヴには1度も出かけたことがない。

CDとかDVDとか本とか雑誌とかグッズとか、一切購入したことはない。

現在、唯一持っているさくら学院アイテムといえばタオルであるが、これとて Mr. 23年氏 from UK に先週金曜会ったとき、3/26 のおみやげとしてもらったものであり、自分で購入したものではない。
昨日のさくら学院ライヴ〜卒業式のときに聴いた曲で知っていたのは2曲だけだった。

要するにベビメタのゆいもあがさくら学院を卒業するから、それだけは見ておこうという好奇心からLVに参加した存在であり、特に熱心なさくら学院の父兄さんでもなく、言うなれば外様みたいな存在であった。

それでも、僕はこれまで、自分では立派な“さくら学院ファン”だと思って来たし、父兄を公言しても来た。
ゆいもあの在籍しているグループであるからという、実に単純な理由からではあったが。

今、うっすらと後悔している。
何でもっと早く、さくら学院をきっちりマークしておかなかったのか。
ダメなワタシw


ゆいもあラストのライヴを観てさくら学院に瞬殺され、のめり込みそうになっている今の自分ではあるが、もはや今後さくら学院のライヴでゆいもあを見ることは永遠にないのである。

初めて観たさくら学院が、ゆいもあ最後のさくら学院というアイロニー

自分の認識が甘かったせいとはいえ、何とも皮肉なものである。
かなし〜。


まあ、いい。
これもまたメタルレジスタンスの一部であり、修行なのだ。


それにしても。

昨日のライヴは圧巻だった。
楽曲といい、構成といい、とにかくショーアップされたあのステージは完璧にプロフェッショナルだった。
ほとんど知らない曲ばかりだったが、映画館の大スクリーンに映し出される10人に、僕は開演直後から完全にやられていた。

奴らは本物だった。

聞けば皆さん、小学生や中学生らしい。

しかし、舞台上で繰り広げられていたのは小中学生のドリーミーなパフォーマンスではなく、エンタテイナーによるハイクオリティのパフォーマンスだった。

すっげ〜。

これがさくら学院なのか?
こんなにすごかったのか?

今さら感はぬぐえない。
僕はあまりに無知すぎた。
不覚にもネット上の動画のみで満足し、ライヴのすごさを舐めていた。

ファンシーだの、スィートだの、シュガリィだのといった認識は明らかなる誤謬であり、昨日、即刻、正しておいた。


そして、卒業式。
ゆいもあの2人はなるべく平静を装うようにしていたように見受けられた。
泣かないようにしよう。
つとめて普通の、日常の顔をしていようというような強い意思が感じられた。

しかし。

顔は何とか平静を保とうとしていたにもかかわらず、椅子に座ったゆいの右目からつーっと涙が一筋流れ落ちた瞬間は、さすがに来た。

うわ〜っ!

口では何も言っていなかったけれども、一筋の涙にすべての気持ちが集約されていた。

僕は自分の涙腺が緩む気配を感じた。

だが、泣くわけには行かない。嗚咽するのもNGだ。
HR/HM、パンク、ハードコア、オルタナグランジその他、ハードでヘヴィでアナーキーな音楽を愛好して来たオレなのだ。
ガンズやメタリカはもちろん、バットホールサーファーズやフガジなんてとんでもないのも聴いてきたオレなのだ。
なんてことを考えながら、僕は無駄な抵抗を試みようとしていた。

ゆいの無言の涙の意味するところは大きかった。

この子は本当にこのグループが好きなのだ。愛しているのだ。
だからこその涙であり、そしてまたあんなにすごい本気のパフォーマンスをやってのけて来たのだ。

そう確信した。

そして感動した。
深く。

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17〜20時の3時間は一瞬で過ぎ去った。

一点、極めて残念だったのは、ゆいもあの最後の言葉のときに巻きが入り、二人の言葉が勢い駆け足になってしまったこと。

あの日。
あの時。
あの場所で。
二人が感じたことをぜひとも聞きたかった。
でも、それはもう叶わない。


ライヴにしても、卒業式にしても、あまりにさくら学院の衝撃が強すぎてかなりヤバい状態のワタシw


現在、3月30日月曜日、午後12時ちょっと過ぎ。
昨日20時の終演からすでに16時間以上経過していることになるが、さくら学院のライヴと卒業式で受けたインパクトは強くなることはあっても、一向に収まる気配がない。

やだ、ドキドキ止まらない。

もう、今日は仕事するのやめた、ヤメタ、止めた。

てか、仕事してる場合じゃね〜しw
どうせ集中できないんだから、まずは何よりもアタマをクールダウンせねば。
おっさんの知恵熱は怖いらしいしw(んなの、あんの?)
はしかもヤバそうだ。

そういえば、ゆいもあの後輩たちは確実に育っていた。
要するに、在校生にも、かな〜り強力、トンガったのがいたのである。

この際だから、オイラもいっちょう筋金入りの父兄さん目指してみっか?
え〜、今さら?

そ。
今さら。


ゆいもあの2人は、これからもさくら学院を応援してと言っていた。

はい。
喜んで。